徒然なるエッセイ

2008年発刊とやや古いのですが、以前から読みたかった本です。マイクロソフト本社にてWindowsやインターネットエクスプローラーの開発に携わっていた数少ない日本人エンジニアの中島さんによる著。

「User Experience」を「おもてなし」と意訳し、それについて思うところを過去のblogの記事や月刊アスキーの連載から転載してまとめた本です。

「User Experience」って非常に翻訳しにくいし、この言葉が出てきたときもその真意というか意図が理解出来なかったのですが、「おもてなし」は非常に適切な言葉だと思いました。

本のタイトルはキャッチーですが、必ずしもアップルとソニーの比較論ではなく、「おもてなし」を重要視しているアップルの強さについてだとか、マイクロソフトでの秘話など、エンジニアからビジネスパーソンまで楽しめる内容になっています。