昨年は大学を卒業して、なかなか自由な時間もとれないだろうと思っていました。学生時代はいろんな形だけど、自分の「夢」を作っては、実現させようとしてきました。もちろん、うまくいかなかったモノ、中途半端で終わったモノも少なくないですが、自分では満足した学生生活でした。
で、社会人になって時間がなければ、「夢」を見る時間すら作れないのではないだろうか、と考えていました。そこで、自分の「夢」に固執しないで、人の「夢」を形にするお手伝いだけでもしたいと思っていました。そういった思いもあって、少人数で"dreams.gr.jp"というドメインを取得して、そこをいろんな人の「夢」をかなえるための場所として使おうと思っていました。実際にはそれを利用したサービスもほとんど動かしていないのが実状ですが。
しかし、人の、とか自分の、とか今年はこだわらないことにしました。時間は作るモノだし、今までもなんとか作ってきたわけで。学生時代もめちゃくちゃ忙しかった(ある意味今よりもずっと忙しかった)ことを考えれば、時間がないなどとは言えないな、と思っています。だから、今年はふれあい祭に匹敵するほど大規模なモノは難しくても、また別の新たな「夢」を形にしてみたいと思っています。
昨年活動停止した、僕の大好きなアーティスト、谷村有美は歌の中でも、ステージでも、そしてラジオ、雑誌などでもいつも「夢を信じていれば、いつか必ずかなう」と言っていました。そういう信念を持っているから、好きだったというのもあるのかもしれないけど、僕もそう信じています。もちろん、信じているだけでかなうほど「夢」は簡単なものではないと思います。信じているからこそ、努力を惜しまず注がないと。そして信じているからこそ注げるのだろうと、思っています。
社会人になると、日々のことで精一杯、仕事のことで精一杯で、「今」だけに生きているというか、「今」しか見れなくなっている人が多い、ということに気がつきます。そして、自分がいつかそういう風になって、そしてそれが当たり前だと受け止めてしまうことが怖い、と思います。いくつになっても、「夢」を信じて、生きていきたいし、そういう生き方をしている人も世の中には少なからずいます。「夢」を見ることが青臭いのなら、一生青臭いままでいたいと思う今日この頃です。