「白線流し」に続いて最近のマイブーム(死語)は、「踊る大走査線」。映画を見る前にドラマの方を全部見ようと思っているのです。
これがおもしろい。配役も絶妙だけど、よく見ると細かいところでいろんなドラマやアニメのパクリをしていたりして。本歌取り、というかんじでいいっす。タイトルの時はまさに「ルパン三世」だし、特番では西岡徳馬が警察庁刑事部長役で出ていたけど、内田康夫さんの浅見光彦シリーズで彼は刑事局長。最初は偶然かと思っていたけど、いろいろなドラマのパロディを敢えてやっているようですね。
今日読み終えた本:情報ビジネスの未来
これはMITコンピュータサイエンス研究所長の、ダートウゾス氏の本。技術の進歩によって何が可能で、何が不可能なのかを、書いている本です。映画やドラマで出てくるような、遠隔医療や仮想地域コミュニティなどがどのような形で現出し、どのような影響を人類にもたらすのか、ということが書かれています。この中で印象に残ったのは、どれだけテクノロジーが発達して、物理的な時間と距離の壁を乗り越えようと、人が一生につきあえる人間の数は変わらないと言っている点。確かに、そうなのかもしれません。大量の情報を処理する能力はある程度磨けば、キャパシティを大きくできるかもしれませんが、人と人とのつながりというのは限界がある。世界中の人々とネットワークを活用すれば仲良くなれる「可能性」は大きくなっても、最大限つきあえる人間の数は、増やせないんだろうな、と僕も思います。難しい問題だとは思います。いろんな人と巡り会って、つきあい続けられたらそれは幸福だと思うから、それが実際には難しいというのは残念だし。