昨日実家で泊まったときに、久しぶりに「ツルモク独身寮」を全巻読みました。あ、その前に「シュート」で久保キャプテンが死んでしまうところだけ読んで泣きました(^^;。
ひさしぶりに最初から読んで、やっぱり良い漫画だわ~、と思いました。笑わせてくれるところも、泣かせてくれるところも、そして絵も、大好きな漫画。いつ発刊されたのかを見たら、92年。ちょうど高校生の頃なんですね。僕は漫画大好きなくせに自分の本棚に漫画をおくのが大嫌いなので(見栄っ張り(^^;)、友人の家に続刊が出るたびに読みに行っていました(笑)。
その中のとある人物が、当時の僕の中ではいろいろな意味で興味深かったのだけど、それは良いとして(^^;。主人公正太君がQC発表会のネタが思いつかないと悩んでいたとき、寮の先輩田畑さんが「おまえ入社してなにやってたんだ?」という台詞があったのです。
それを読んで、いったい僕は何やってきたかなぁ、正太君と同じで、夢だけは一人前で、実は何もやってきてないんじゃないか、と考えこんでしまいました。
確かに、先輩方の顔と名前、社内の暗黙の前提である権力構造など(^^;、それから業務知識、ワークフロー、それからお客様の名前、たくさんのことを覚えてきたような気がします。だけど、それだけでいいのかな、と思っているのです。
夢を語るのは簡単だけど、それを実現するには努力が必要、とは何度も僕がここで書いてきたこと。だけど、じゃ、自分はなにをやっているんだろう、仕事以外のプライベートでいろんな知識を吸収して、考えていたけど、本業である仕事はどうなんだろう、って。1日の中で一番時間を使っている「仕事」で、僕はいったい何を学んだのだろう、と考えると、胸を張って人に言えるようなことはしていない気がしてきたんです。
確かに仕事そのもののこと、つまりCTIに関してならある程度のことを体系立てて人に説明することはできます。僕が所属している会社が、どんなことを商売にしているかもはなせます。就職活動で、どんな風にアクションを起こしていけばいいかも、はなせるでしょう。でも、本当に学んだことはそれだけだろうか、それしか学べなかったのだろうか、と思うんです。
んー、これを読んでくれた人は、僕の言いたいことがわかってくれるでしょうか。今一番大きな自分の中の課題ですね、この問題は。