磯村の日記にもかかれていますが、今のアメリカ株価はどうなんですかね。FRBのグリーンスパン議長も昨年からたびたび高すぎる、との警告を発して株価を落ち着かせようとしてましたが、焼け石に水状態でしたね。
ここ1ヶ月くらいで、ようやく落ち着いてきましたが、それでもまだまだ。なんていうかな、ネット株、ドットコム株が異常にあがりすぎていて、しかもその評価基準が未だ定まっていないわけです。インターネット関連企業できちんと利益を出しているのは、AOL、Yahooなど、ごく一部で、今年のTIME誌の「Person of the year」に選ばれた、Bezos氏率いるAmazon.comも未だ赤字続き。それでも株価は異常な高さ。これは、「将来の価値」を現在価値に置き換えて株価に織り込まれている、という見方をしているため、こんな株価になっているようです。
確かに、利益を計上する、という今までの基準軸ですべての企業の評価を定めるのは難しい時代になってきたのかもしれません。証券アナリストの人たちもかなり迷っているようですね。
今年のe-Christmasで、ネット通販事業では明暗が分かれる、というIDCの分析が、FOTUNE誌、それからZDNETの方にもでていましたね。そろそろ自然淘汰が始まるんでしょう。来年あたりから、ネット関連の株価評価にも一定の方法がでてくるんじゃないかと思います。それまでに「バブル崩壊」なんてことにならないといいのだけど。
ま、日本の「バブル」と違って、現物資産に基づいた株価高ではないから、バブルがはじけても実経済に与える影響は、案外小さいのではないか、と思っているのですが。