メールって大変

昨日友達とお電話していたこと。その子は今かなりのメールの量で、毎日2時間くらいPCの前に向かうことになっていて、メール拒否症になりそうだ、なんて言ってました。

でも、MLなどは諸事情でやめるにやめられないとのこと。確かに、情報を手っ取り早く入手するには、各テーマ別のMLに入る方法は手軽だからね。

でも、結局大量のメールの中に、必要な情報というのは埋もれてしまっていて、それをうまく引き出すことが出来なかったら、結局ML入っていなくても同じなのかなーと、思いました。

メールに限らず、今の時代は情報が大量にあふれている時代ですね。一昔は情報を集めるのが大変だった上に、情報を発信するのも大変だったから、ある程度の質が保たれていたんだと思うんです。

でも、今は情報を発信するのも受信するのも、非常にコストが安くなってしまいました。それがゆえに、飛び交う情報は玉石混淆。その情報の「質」を判断する能力が、今は問われ始めていますね。でも、それが一番大変で、時間がかかる作業なんですよね。

そうかといって、大量に飛び交う情報を「無視」して生きていくのは難しいし。

上記の友達は今はだいたい100通くらい、メールを一日受け取っているそうです。僕も、昨年までは仕事とプライベート合わせて200通くらい受け取ってました。が、さすがにその量になると時間というコストがかかりすぎるために、今の自分にとって本当に重要な情報だけが入ってくるように、「入り」を制限したわけです。それは以前にも書いたけど。

で、その結果。やっぱり入ってくる情報の量のみならず、質も落ちてきました。いや、正確に言うと、質の高い情報が入ってこなくなった、というべきですね。これはある程度は仕方がないけど、そうかといってあきらめては行けない問題なので、今後要検討です。

閑話休題。今日読み終えた本。

E-ファイナンスの挑戦 北尾吉孝
ソフトバンクのNo.2、北尾さん編著の本。前半部分はソフトバンクグループが狙っている、インターネット金融事業について、後半はソフトバンクグループの金融子会社の紹介。

証券、保険、ローン、金融情報サービス、FPアドバイザー業など、金融に関する一通りの事業を、アメリカのベンチャー企業と提携して日本に持ってきています。このインターネットファイナンスグループ、成功するかわかりませんが、確かにおもしろい試みだと思います。ソフトバンクグループだけで金融のワンストップショッピングが可能になるという。

とはいえ、今週号の週刊ダイヤモンドに載っていたけど、最近のソフトバンクは「ソフト」ではなくて「バンク」ですね(笑)。株式時価総額の極大化を経営目標にしているけど、金融業でその方法は成り立つのかなぁ?と心配。キャッシュフローが少なかったら、金融業の場合は「信用創造」が難しいと思うのだけど。