こないだのヒッキーのライブについて、はなちゃんのWebに書いてあった「ノリ」について。僕の席の回りも、みんなしばらくぼーぜんと立ちつくしていたよ。思うに、あれはあのスタジアムにいた人たちのほとんどがそうだったのでは?
ノリが悪い、というのではなくて、あのときにあの場にいた人たちのほとんどがヒッキーのライブを初めてみた人ばかりだから、「ノリ方」がわからなかったんだと思います。はなちゃんのように「良い音」が流れてくると自然に体が動く人って実はまれであって、普通の人は回りに合わせて動き出すのだと思う。その証拠に、僕の今までの経験上、他のアーティストでも「このライブで演奏するのが初めて!」という新曲が始まると、大半の客はBメロが終わるくらいまで立ちつくしてますね。ノリ方がつかみきれないときは恥ずかしがってノラないわけ。
まーしょうがないかなとも思うけど、客がノッてくると、アーティストはそのパワーを受けてさらに客をあおって、それでまた客のノリが加熱して...、というピンポン効果はライブでしか得られないし、これがあるからこそライブに足を運ぶのだから、もっと早くノリをつかんでほしい、とは思いますね。
でも、どんなにすばらしいアーティストでも、アーティスト側からそういうお客さんをうまくノセていくのは結構難しいから、まして今回がファーストツアーのヒッキーならそこらへんはしょうがないかなと。セットリストはなかなか良かったんだけどね。
たった一人だけ、僕の知りうる限り、ステージに出ただけでお客を虜にして有無を言わさずノセてしまうアーティストがいます。それはマイケル・ジャクソン。僕ももちろんまだライブには行ったことがないんだけど、「Black or White」のツアーでヨーロッパのどっかで公演したときのライブをBSで見たんだけど、ブラウン管越しでも鳥肌たったもんね。客のノリもサイコウ。ステージ出て一歩足を動かしただけなのに。
彼がもし独裁者になろうとしたら、簡単に群衆をコントロールできるんじゃないか、と思うほどのカリスマ性。一度で良いからナマでライブを見てみたい!。
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