映画日記と本棚のコーナーを、久方ぶりに更新しました。結構本が増えてますね。でも、こっちでほとんど一言書評しているので、エッセイをかかさずチェックしている人には新鮮味がないかも(^^;。
でも、映画日記の方はしっかりチェックしてくださいね(笑)。
さて、映画といえば、なぜ邦画がつまらないか、ということを最近考えてみました。その答えは、日本の映画業界がお客の方を向いていなかったからではないか、という結論に達しました。
まず映画を作る側。ハリウッドのやり方はエンターテイメントに傾きすぎで極端ではあるけど、見習うべき点も多いと思います。芸術的に、という点ももちろん必要だろうけど、そこにこだわって観客不在の映画を作ったって、うまくいくわけがない。
それから、映画館側。お客の気持ちになって考えれば自明のことなのに、設備投資を怠ったという点。それゆえ、シネマコンプレックスといわれる、外資系の映画館が成功したのでしょう。彼らはしっかりお客のコトを考えて、席を広めに設定し、ドリンクホルダーをつけ、かつ映画料金も画一的ではなく時間帯や曜日によって差を付けて、お客を惹きつけていますよね。ああいう努力が、足りなかったのではないか。
その証拠に、最近リニューアルしている日本資本の映画館は軒並み席数を減らしても、外資並の席の広さを確保して、見習ってますよね。いい傾向だと思います。あとは弾力的な料金体系と、レイトショーの導入ですね。平日だったら午前の部を無くしてもいいんじゃないかな。その分レイトショーに回すとか。
最近邦画でヒットしている映画ってのは、どうもテレビで経験を積んだ監督やプロデューサーががんばっていますよね。テレビはどうしても視聴率競争になるからいやでも視聴者を意識せざるを得ない。そういう部分を映画にも持ち込んでいるから、ヒットしているのでしょうね。しっかりマーケティングしているという。
ということで、今見たいのは「White Out」。織田裕二主演の映画です。踊る大走査線の本広監督がこちらも撮っています(確か)。時間を作って近日中に見に行く予定。