i-mode

最新号の「FOTUNE」に、いまどき風の10代の女の子がi-modeを持っている写真が表紙で、題が「DOCOMO CRAZY」でした。東京のティーンズの間ではi-modeでメールを送るのが流行っている、というのが表紙の説明。

で、i-modeがどうして成功したのか、という点から今後も成功し続けるためにはどうすべきか、ということまで書かれていました。成功の原因は簡単に言えば、外部から傭兵部隊を連れてきたこと。元リクルートの松永真理さんをはじめとして、外部から「技術はわからないけどニーズをつかむのが得意」な人たちを集めて、ターゲットを絞っていったところが強調されていました。

そして問題点としては、ドコモはNTTファミリーの一員であり、国際展開する上で株式交換制度が使えず、海外の企業のM&Aが難しいこと、会社全体が技術志向が強いため、外部から人を引っ張ってこないとなかなかマーケティングなどがうまくできないことなどが上げられていました。

今ドコモはかなり強気で、i-modeの技術を世界に輸出しようとたくらんでます。しかし欧州ではWAPを採用する方向でまとまりつつあります。かつてのハイビジョンなどのように、技術的優位性にのみとらわれると足下すくわれるのでは無いかと思いますが、どうでしょう。

個人的にはcdma-Oneユーザーなので、是非ともWAP陣営にがんばってほしいのだけど(笑)、実質国内はi-modeの一人勝ちに近いですね。J-Phoneもがんばってはいるけど、台数ベースで圧倒的な差がついちゃっているし。結構悔しいですねぇ。