先週の日曜日に見てしまった...。しかもミニモニ、めっちゃ気に入ってしまった(爆)。頭の中では「ドンドコドコドコ」に合わせて踊る3人が...。
こほん。なかなか時間がとれない中でも何とか2冊読み終えたのでご紹介。
日本の競争戦略 マイケル・ポーター
言わずとしれた、ハーバードビジネススクールのポーター教授による、日本企業のための戦略論。
非常に大まかにいえば、これまでの「日本特異論」というのは間違っていて、日本が高度経済成長を遂げたのも10年もの不況に陥っているのも、一貫して通常の経済・経営理論で説明できる。結局は、政府による保護を受けた企業というのは、ことごとく国際競争力を持てずに衰退し、政府に見向きもされず保護されなかった企業が逆に世界に出て行かざるを得ず、激しい競争にさらされて生き残っているわけ。
そして、日本が今すべきなのは無用な規制を無くし、企業間の競争を促し、企業自身の自助努力によって経済不況を脱すべき、というところ。
たくさんのデータを元に、非常に細かく分析しているけど、読んでみるとなるほど、と思わずうなずくほど当たり前のことが書かれてます。決して読みやすい本ではないけれども、おすすめです。
iモード事件 松永真理
もう有名でしょう、この人も。i-modeを作り上げた、元リクルート、現woman.comのチーフエディター、松永さんによる、i-modeを生み出すまでの軌跡をつづった本。非常に読みやすくて、2日で読み終えました。
なぜリクルートでそのままいれば重役もすぐに手にはいるところにいながら、ドコモに"とらばーゆ"して(彼女自身「とらばーゆ」の編集長だった)i-modeを作ることになったのか。そしてその過程でどんな困難や楽しみがあったのか、というのを、記しています。
松永さん自身が終わりに書いているけど、これはあくまでも松永さんの視点による本で、i-mode開発に関わった人数分の視点があるはずなので、人によって少しずつ違った「i-modeの軌跡」があるのだろうけど、彼女の視点、が非常にわかりやすくて、おもしろいです。
また、最新号の「FOTUNE」では、彼女は「The world's top Woman in Business」という特集で、アジア部門でトップに選ばれてます。まだ記事は読んでないんだけどね。