トークセッション

今日は永田町にある星陵会館にて、僕のお気に入りのギタープレイヤー村治佳織のトークセッションを見に行ってきました。DVDを買ったときの抽選ハガキで当選したのでした。昨年から引き続きくじ運だけは良いらしい(笑)。

しかし、ほとんど全員男、というのはやっぱり異常な雰囲気。かわいいから、なんでしょうか。しかも本当にクラシックばかり聴いてそうなお父さんから、Young Guitar誌で連載を読んでファンになったようなヘビメタ兄ちゃんまで、幅広い客層で(笑)。

ま、なかなかトークはおもしろかったです。演奏もあるのかと思ったけど、それは無かった(^^;。ちょっと残念。思ったより早く終わったので銀座に出て、英会話を一コマ取ってきました。が、あまりしゃべれなくてちょっと欲求不満。

さて、読み終えた本の感想など。

愛するということ エーリッヒ・フロム
これは大切な友達から贈られた本。愛する、というのは偶発的に起こるモノではなく、「能力」である、というのがフロムの考え。そのことについて述べられた本です。

が、いまいちピンとこない。わかるんだけど、でもやっぱり恋は「する」ものではなくて「落ちる」ものじゃないかなぁと思うのです。「愛し続ける」のは能力かもしれないけど、「最初の一歩」はやっぱり偶発的だと。

バイラルマーケティング セス・ゴーディン
前作「パーミッション・マーケティング」を補完する内容の本。しかしはっきりいってつまらない。要は口コミマーケティング、ということなんだけど、それをどうやって自発的に起こし、持続させていくのか、ということをあの手この手で説明しているだけ。

ま、「パーミッション・マーケティング」を読めば十分といった感じです。

ほんね。 乙武洋匡
「五体不満足」で一躍有名になった、乙武君の本。この内容はヤイコの本と同様、Webに載せている「メール」を修正・加筆したものです。「メール」とあるけど、エッセイ・日記みたいなもの。

内容的には一昨年から昨年後半にかけての1年間の「メール」です。そこで述べられていることは大いに共感できました。

「五体不満足」で書かれている内容からするに、彼はいつも明るく前向きな人、と思われるけど、実際の乙武君は違うと。そのギャップに悩まされた、ということも本音で書いてます。

規模は全然違うけど、僕が先月書いたのと同じ。この「エッセイ」だけで想像したイメージと、実際の僕とは違うのに、イメージの方が一人歩きしてしまっているというか。

「五体不満足」では見えなかった、彼自身の「今」の本音が見えて、非常に僕は好きです。ただし「明るく前向き」な彼が好きな人にはがっかりな内容でしょうね。がっかりさせたとしても、それが僕だから、と言い切った乙武君はカッコイイと思いました。

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