読書

ようやく少し読み終わった本が出てきました(^^;。

帝都物語異録 荒俣宏
帝都物語の世界を、陰陽道や魔術に精通した人々によって掘り下げた本。現実に「式神」などが存在するかは別として、なかなか興味深い本です。

告白 井口俊英
1995年に発覚した、大和銀行ニューヨーク支店にて970億円もの損失を隠し続けていた事件の当事者による、当時の様子をまとめた本。

これを読むと如何に日本の金融が、世界の常識から外れていたかがわかります。いや、意外と今でもはずれっぱなしなのかも。

本の内容ではどのような取引によって巨額の損失にふくらんだのか、どのようにして隠し続けたのかということに関して非常に細かく、しかもかなりの部分を実名で書いてあって、とても濃いです。

イヴの七人の娘たち ブライアン・サイクス
最近話題になっている、実在した「アダムとイヴ」のイヴのお話。遺伝子の中のミトコンドリアDNAを調べることによって、現在の人類の祖先はたった一人の女性にさかのぼることが出来るそうです。

そしてその女性こそが「ミトコンドリア・イヴ」であるとサイクス教授は述べています。もちろん、「ミトコンドリア・イヴ」の同世代に女性がいなかったのではなく、同世代の他の女性達の子孫は途中でその血縁が途絶えてしまった、ということらしい。

サイクス教授が研究室をもっている、オックスフォード大学に自分の祖先を調べてくれるサービスを行っているWebサイトがあります。興味がある方は下のリンクからどうぞ。

http://www.oxfordancestors.com/