続いて、この本も読んでしまいました。しかし、前半部分はほぼ前作「ジャパニーズ・ドリーム」と同じ。若干詳細が増えた程度。前作の続きで書かれるかと思ったのでちょいがっかり。
しかし中盤以降はかなり赤裸々に綴られています。特に上場直後から3年ほどの株価低落の間の出来事や心理について、初告白だとか。
面白いのは、クレイフィッシュの松島さんやハイパーネットの板倉さん達の本と違い、藤田さんは今まさに売り上げも伸ばしイケイケな時に、生々しい告白を書ききったところ。会社を追われ、失うモノが無くなった状態で書いている前述の2人とは状況が違うのに。
今書く必要があるかといえば、NOという選択肢もありだったはず。でもあえて苦しい次期のことも書くことで、藤田さんの人柄が見える気がします。blogを読んでても、この人は熱い人だなぁと感じるんですよね。ワタミの渡辺さんに通じるものを感じます。
結構おすすめ本です。