誰もが「想定外」の早さの逮捕でしたが、僕は彼の功罪ウンヌンよりも、マスコミの報道姿勢に疑問を感じました。
東京地検が出てきてから明らかに、彼が悪い、という方向での報道をし続けた感があります。つまりバッシング。「最近この杭は出過ぎてるから、ちょっと叩いておくか」そんな感じ。
テレビや新聞、雑誌に出てくるいわゆるコメンテータも、こぞってバッシング。チョット前まで彼を持ち上げていたのは誰だったんだろう?と思うほど。
Mtomoの橋口さんや太郎さん、それにHKUSTに留学中のheroicさんも、それぞれ彼に対する思いというより、「マスコミよそれで良いのか」、というご意見。これはmixiの日記でも結構見られた意見です。
ここ数日の報道を見ていて、彼はスケープゴートにされたのかな、という感じもしました。太郎さんとheroicさんも少し書いているけど。他にもっと重大なことから目を背けさせているような。中国における反日デモみたいなもんですね。
ちなみにCNNでも記事(CNN.com - Livedoor chief may rue life on the edge - Jan 23, 2006)が出ていました。地に落ちたIcon、ってことでしょうか。でも日本の報道に比べると冷静で、現在分かっている事実を述べてます。対岸の火事だから、といえばそれまでだけど、国内でももうちょっと中庸な意見出したり、彼を擁護する意見出したりする報道機関がいても良いと思うんですけどね。
ちなみに僕も個人的には太郎さんと全く同意見で、彼のことは好きではありません。とはいえ、小さなベンチャーが、生き馬の目を抜くような競争社会(特にIT産業の様なスピード勝負の世界)で力を伸ばしていくには、グレーゾーンと分かっていても踏み来なきゃいけない時もあるだろうなとは思いました。
だから許されるべきだ、とはもちろん言いませんけどね。