『下流社会』読了

Amazon.co.jp:下流社会 新たな階層集団の出現 光文社新書: 本

昨年話題になった本なので、他の本に優先して読んでみました。

アンケート内容など定量的な部分を言葉で説明している章が多くて、非常に読みづらいのですが、性別・世代別に軸を取ってまとめてある部分は、なるほどなーと思いました。

本の中でもありますが、自分を下流だと感じる人が多くなる事自体が問題と言うよりは、下流の親の子供もまた下流に、上流の親を持つ子供はまた上流からスタートするという、格差の固定化が問題だなと、感じました。

最近経済格差が広がることに対する懸念も、新聞などで良く取り上げられてますが、僕は格差賛成派で、頑張って上流に向かう人もいれば、自分らしさを大切にして慎ましくのんびり暮らす人がいるのもアリだと思うのです。

ただ、子供達が親と同じ考えを持つとは限らないため、子供達に対してはちゃんと選択権を与えられる世の中にしないといけないと思います。要は、機会は平等に与えられるべきであり、格差が固定されないようにする、ということですね。