イ・ジュンギ、「スクリーンクオータ縮小、米国に屈することではないのか」:朝鮮日報 Chosunilbo (Japanese Edition)
俳優のイ・ジュンギが大統領府(青瓦台)にて盧武鉉大統領に、スクリーンクオータ(韓国映画の上映義務日数)制縮小に対する意見を聞いたという記事。
これに対し盧武鉉大統領は「クオータ制がないと韓国映画は40、50%以上の占有率を占める自信がないのか」と聞き返したそうです。ま、正論ですね。
どの国でも文化保護政策はあるので、韓国が特別だとは思わないけど、俳優達が全面に立ってデモに参加したり、大統領に意見したり、ってのは珍しい気がします。
確かにハリウッド映画の物量作戦で多少は韓国映画の占有率は下がるだろうけど、本当に良いモノならばちゃんと選別されて生き残っていくはず。ソーシャルダーウィニズム、ってヤツですね。
じょんどー
考えてみれば
「良いモノ」って何かの基準って微妙だよねー。
お客さんがたくさん入るものや視聴率が稼げるものが
「良いモノ」とする分野なら
ソーシャルダーウィニズムって正しい考え方だと思う。
規制もいらないし、保護もいらない。
でも、そんなに大多数の人が見るものではないかもしれないけど、
社会的は必要だよね、というような
「良いモノ」を作って残していくためには
なんでもかんでも市場原理ばんざい!ってわけにはいかなような気がする。
実際、科学番組とか硬派なドキュメンタリーとかは
NHKとかの公共放送しか作れない、といった一面もあるし、
純文学みたいな分野が生き残れるのも
出版物の再販制度のおかげだったりするよねー。
と、ヨーロッパかぶれのじょんどー発言ということでひとつ(笑)。
こーじ
じょんどーさん
アメリカ留学してたら違った意見だったかもね(笑)
まぁ、ある程度の保護も必要だけど、いきすぎてもグローバル社会の中では村八分になっちゃうよ、というトコロもあり。鎖国だ鎖国だ、と批判されちゃうからね。
あ、正確に言えば村八分というよりアメリカが怒る、ってことかな。例えばフランスは自国の文化保護には非常に力を入れてるから、保護主義に一定の理解を示すだろうし。日本だってじょんどーさんが書いたとおり、再販制度というガードがあるしね。