こちらにも書いたが、香港迷な人なら先月くらいから話題になっている「巴士阿叔」についてご存じの方も多いだろう。4月下旬に、バスに乗って電話していた青年が、自分よりも大声で電話している前の席のおじさんに注意したら逆ギレされた、というもの。
事件の経緯については香港在住のりえさんのblog、『Blog版香港中国熱烈歓迎唯我独尊:大家都有壓力!巴士阿叔』に詳しいのでそちらを参照のこと。
携帯電話のマナーについては香港に限らず日本でも問題になっているので、注意する人・注意されて逆ギレする人、というのは良くある話(年下が注意して年上が逆ギレ、というパターンは珍しい気がするが)。
実はこの話は話題になっていた頃は、「そんなの良くある話じゃん」と思ってネタにも取り上げなかったのだが、単にYouTubeに流れたってだけじゃなくて、香港のメディアが飛びついてしまった。実はここからの話が面白い。メディアが当事者2人(+YouTubeに流した青年も)を発見。連日報道合戦を繰り返したようだ。
この話がネタとなり得るのは、人口700万ほどの小さな地域とはいえ、香港居民がこぞって「祭り」に参加したこと。ある意味それだけ平和ってことかもしれないけど。しかしこのバスおじさん、こっそり携帯電話で録画した青年を訴えたりしないのかな…。思いっきりプライバシーの侵害なのに。
香港人は基本的におしゃべりな人たちで、かつみんな声がデカイ!だから朝から晩まで騒いでいるような印象が、外の人間からすると思える。その上一人の時も黙っていられないのか、携帯電話を使ってしゃべりまくり。それも、MTRの中でも平気で電波が飛んでるので、MTRでもバスでもお構いなし。それでも、やっぱり「うるさい」と感じる人もいるのだというのがちょっと新鮮だった。
「未解決」、今度香港行ったら使ってみようかな(笑)