『「愚直」論 』読了

Amazon.co.jp:「愚直」論 私はこうして社長になった: 本

Harvard Business School(以下HBS)卒で、昨年ダイエー社長に就任した、樋口さんの本です。前から興味があったんだけどとりあえず積読状態でしたが、今週末MBA友の会主催2006年度壮行会である「MBA Good Luck パーティ 2006」のゲストスピーカに樋口さんをお迎えするので、その前に読んでおこうと思い立ち、今週1週間かけて読み終えました。

表紙がそのまま樋口さんのお写真ですが、本のタイトル通り愚直で真面目一徹という印象。読んでみると、まさに名は体を表す、じゃないけどタイトル通りの本だと思いました。

社会人になってからのキャリアの流れを時系列で、かつ松下時代、HBS時代、BCG時代という切り口で章立てして書いていて、非常に平易な文章で理解しやすいです。そして社長本にありがちな、自慢話本ではなく、かなり赤裸々に苦労した経験を書かれています。物語としてうまく纏めつつ、キャリア形成に何が必要なのか、どうあるべきなのか、というポイントもしっかり盛り込んでいて、非常にためになりました。改めて自分のキャリアについて考え直す良いきっかけになると思います。

ちなみに本が出版された昨年、グロービスの堀義人さんが自身のblogにて『グロービス・クラブにおける「愚直論」』というエントリを書かれています。ココに書かれているとおり、堀さんはHBSの同期生。そしてMBA友の会で2004年の壮行会にゲストスピーカとして来ていただきました(僕が候補者として名前出したんだけど残念ながら休日出勤で参加できず(T_T))。

そして、2002年度の壮行会ではローソン社長の新浪さんがゲストスピーカでしたが、彼も樋口さん、堀さんと共にHBSで同期生。この代のHBS卒の日本人は非常に目立つポジションにいますね。そして2年おきにmtomo壮行会に来ていただけるとはすごい偶然です。

今年のスピーチも楽しみです。