『香港返還10周年記念シンポジウム』に参加

今日は午後半休を使ってみました。それでもまだ26日も有給が。『今年度』中には到底使い切れません(T.T)

僕は基本的に『権利の上に眠るものは保護するに値せず』だと思っているので、計画的に有給利用の権利行使を行っています。黙って消滅していくだけ、だなんて、権利を持っている意味が無いと思うので。

それから、労働の対価はオカネだけじゃなく、有給含めた福利厚生パッケージ全てが入ると思っています。「先月給料が30万だったけど無駄遣いしなくて10万あまったから会社に返却します」なんてことをいう人は存在しないのに、有給だとそういうことを平気でしてしまっている、というのがもったいない。

話がそれました。本日は経団連会館にて『香港返還10周年記念シンポジウム』に参加してきました。

ニッチなのでこじんまりしているのかと思ったら、300名以上の参加があり、大規模でビックリ。参加費無料なのに、明日発売の書籍、『進化する香港』を参加者全員にプレゼントしてくれたり、カクテルパーティまで用意されていて、至れり尽くせり。世の中こんなイベントがあったのね、とまた一つ大人になった気分です。

内容としては、基調講演と2つのディスカッション。しかし時間が無かったためか、ディスカッションはパネリストのプレゼンのみで実質終了でした。ちょっと物足りなかったです。

出てみて驚いたのは、日本経済センターによる調査で、2005年に引き続き2006年も香港が潜在競争力で1位とのこと。ちなみに2位がシンガポール、3位がアメリカ。中国のプレセンスが大きくなり、香港の中国化が進んでしまうことで、『中国へのゲートウェイ』としての香港は地盤沈下してしまうのではないかと思っていましたが、実はこの10年で香港は経済政策をしっかり練って、布石を打っていた、ということなんでしょう。

ちなみに欧州のトップビジネススクール、IMDの調査でも、香港の潜在競争力は2005年で2位、2006年で3位とのことで、その競争力はどうも本物のようです。これから香港で学ぶ人にとっては非常に嬉しい話です。