最近たまに手にはいるのが、プラスチック製の新10ドル札。なんでも今年から試験導入だとか。
プラスチック製の新10ドル札。デザインはほとんど変わっていません。
変更点はこの円の中。透明なのです。変な感じ。
よく見ると香港金融管理局総裁、任志剛(Joseph Yam)のサイン入り。
発行日も書いてあります。見えるかな?
こちらのblogにも新10ドル札について記述がありました。
香港徒然草 香港徒然草192:プラスチック製の新10ドル紙幣
上記blogによると、あくまでも試験導入なので、不便だったら導入中止もありえる、とのこと。なかなかこういうやり方は面白いですね。上からの一方的な押しつけじゃないところが。
The New Ten-dollar Polymer Note (tdctrade.com)
ちなみに、香港では中央銀行がありません。国じゃないので、というのはもっともだけど、紙幣はドコが発行しているかというと、以下3行。
香港上海匯豊銀行(HSBC)
中国銀行(Bank of China)
渣打銀行(Standard Chartered Bank)
20ドル札、50ドル札、100ドル札、500ドル札、1000ドル札を3行が発行しているので、デザインも異なります。慣れないとちょっと不便かも。
10ドル札は物価の上昇に伴い、10ドルコインもあるのでそれで代替可能だろうということもあり、いったん廃止されたんだとか。しかし精巧な偽造コインが出回るようになったため、例外的に香港金融管理局が発行元となって、このポップなデザインの10ドル札を2002年から発行し始めました。そして今年からプラスチック製の新10ドル札を試験導入、となっています。
またコインも香港金融管理局が発行。日本もお札は中央銀行である日本銀行が発行しますが、コインは財務省が発行しているので、この関係は同じですね。
もりもり
こないだ香港に行った時に10ドル紙幣を使ったけど、あれは紙だったのか、プラスティックだったのか、どっちだろう?でも他の紙幣とは違う手触りで、デザインも派手だったので印象に残っています。
インドネシアでは10万ルピア紙幣が少し前までプラスティック製でしたが、最近紙製に戻ってしまいました。プラスティックの方が偽造しにくいような気がしますけどね。
こーじ
もりもり
派手なデザインは紙バージョンも同じだけど、肌触りが違うのでもしかしたらプラスチックだったかもね。
発行が4/1だから発行直後のもので、レアだったかも。
こちらでも、プラスチックだと曲げにくい、ということでやや不評で、もしかしたら本採用されないかもしれません。