アメリオのところまで山田村の話が

最近IT Mediaにて、最新Mac OS XのLeopard発売に合わせて、Mac OSの歴史について上手くまとめられている記事が載っています。

ITmedia D PC USER:林信行の「Leopard」に続く道 第1回:理想と現実のギャップにあえいだ黎明期のMac OS (1/2)

この記事の著者、林さんのAppleとMacの歴史についてまとめてある連載記事に、山田村の事が書かれていてビックリ。

Jobs & Co. ---An Apple Story #01 | 林 信行 | sorae.jp

ある日、新聞で「山田村」の記事を読んだ筆者は「これだ!」と思った。当時、山田村は村おこしの一環としてパソコンを使った村内ネットワークをつくろうしていていた。  

アップルの赤字の一番の原因は過剰な在庫だった。そこで筆者は「山田村のことを説明し、アップルは過剰在庫のMacを山田村に提供すべき」とメールで提案したのだ。 実際、山田村ではMacとQuickTime Conferencingという電子会議システムが導入されることになった。ひとつ注記しておくと、私が提案する以前から日本のアップルコンピューター(株)では、独自に山田村にアプローチしていたようだ。  

だが、筆者が言いたいのは、誰が山田村とアップルを最に結びつけたかではなく、アメリオが一介のジャーナリストのメールにすぐに目を通し、返事をくれた、というその事実だ。

このエントリのタイトルや上記引用にある、「アメリオ」は当時のCEO、ギルバート・アメリオ。著者がAppleの在庫調整も兼ねて山田村を提案した、というのはちょっとどうかと思うところもありますが…。

それはさておき山田村での村内ネットワーク構築の話がアメリオの耳にも入っていたというのがなかなか興味深いです。結果的にMacを使った村内ネットワークが構築されています。引用記事にあるように、既に日本法人がアプローチしていたようなので、そこにアメリオの影響が及んだかどうかは不明ですけど。