茶餐廰で朝食を

今朝はいつものメンバーでの朝食をスキップして、金鐘へ。僕の英語の先生でもあったSarinaが来港していたのですが、僕のテストもあって、帰る当日の朝ご飯を食べましょう、ということになったのでした。

ということで金鐘にて待ち合わせて、近くの茶餐廰へ。小一時間ほど、朝食の回鍋肉出前一丁(笑)を食べながら、近況報告など。

彼女は香港で生まれ育っていますが、子供の頃カナダへ家族で移住しているため、国籍はカナダ人。もちろん広東語もばっちり話せます。うちのクラスメートにも、香港生まれ、カナダ・オーストラリア育ち、というのが少なくありません。

その理由は、1984年に香港が中国へ返還されることが確定したのが大きな原因。将来中国に取り込まれることになって、経済的自由がどうなるか不透明になった結果、移民ブームが起こりました。僕のクラスメートやSarinaはそのブームの中で、移住していったようです。

移住先にカナダやオーストラリア、それからニュージーランドが圧倒的に多いのですが、理由は移民の受け入れに寛容であったこと、香港が元々英国領であったため、各種制度が似ていること、そしてこれらの国が『イギリス連邦』であったこと、だと考えています。イギリス連邦内では様々な優遇措置があるとのことで、連邦内で国籍・パスポートを持つことが将来に対する保険、と、移住していった香港人達は考えたのでしょう。

そんなことを考えながら、一緒に朝食を食べたのでした。