『公主復仇記』観ました。

鍾欣桐(ジリアン・チョン)が出ているため買っていたDVDです。結構前に買った気がしましたが…ようやく観ました。他の主演は呉彦祖(ダニエル・ウー)と陶紅(タオ・ホン)という中国の女優さん。彭浩翔(パン・ホーチョン)監督作品です。彭浩翔監督作品では、昨年末Vivian達と観に行った『破事兒』もそうでした。

あらすじは香港電影迷宮さんのblogをどうぞ。

■[見る][香港映画]《公主復仇記》(ビヨンド・アワ・ケン):2004-11-15 - 香港電影迷宮 blog

確かに香港電影迷宮さんの言うとおり、阿嬌の役どころは林嘉欣(カリーナ・ラム)がぴったりはまりそうな感じです。

まぁそれはともかく、衝撃的なのは、この映画の始めの方で阿嬌が呉彦祖にふられるのだけど、ふられた後、ベッドで撮った2人の半裸写真がネットにアップされて、「ふられた後にも傷つけられた」と阿嬌が泣くシーン。これって陳冠希(エディソン・チャン)とのこと!?と思ってしまうくらい、現実とオーバーラップしてしまいました。うーむ。

結構筋立てが凝っていて、中々楽しめました。この作品は2004年の第17回東京国際映画祭出品作品でもあり、主演の皆さんと監督も日本に来て、ティーチインを行っていました。

『ビヨンド・アワ・ケン』ティーチ・イン

知らなかったよ、全く…。阿嬌が来ていたと知っていたら間違いなく行っていたのに。2004年といえばERPの部署に異動して毎日終電帰りしていた日々なので、ノーチェックでした。ショック。

ところで劇中、陶紅は基本的に普通話を話していました。だから中国の女優さんだなと思ったのですが、阿嬌は広東語で会話。普通成立しないはずなんですが、一応お互いリスニングは出来る、という設定なんでしょうか。うちの中国人クラスメートでも、広東語は理解できるけどしゃべれない、という人はいるので。

しかし、陶紅演ずるShirleyの両親と一緒にご飯を食べるシーンでは、阿嬌は間違いなく普通話で話していました。陶紅もここで普通話を話している、と僕は思っていたのですが。

なせばなる?: 『公主復仇記』 陶紅と両親の会話

上記の情報によると、両親とのシーンでは微妙に普通話と違うので中国語の先生に確認したところ、(四川省の方言である)四川話だとわかった、とのこと。陶紅自身、重慶出身なので母国語(?)は四川話なのでしょう。

残念ながら僕には四川話とはわかりませんでした。僕の身近にいる四川省出身の友達が四川大震災の最中に電話でご両親と話しているのを聞いたことがありますが、明らかに普通話とは響きが違ったので、四川話とわかりました。陶紅が話しているのはそこまで違う響きでは無かったのですが。

ちなみに、重慶市は1997年までは四川省の1都市でしたが、1997年以降北京市、天津市、上海市と同様中央政府が直接管理する直轄市となっています。