ネーミングの大切さ

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「松下」を超えて:「100周年までもたない」──「パナソニック」社名変更の狙いは - ITmedia News

Masaさんのblogでも触れられていますが、重すぎる腰をようやく上げて、松下電器もとうとう社名をパナソニックに変更しました。

記事の中では「松下の名前では100周年まで持たない(今年が90周年)」ということで、変更に踏み切ったとのこと。

1977年の時点で創業者である松下幸之助翁自ら「変えられるものなら、適当な時期に社名とブランドを一緒にしたい」と語っていたにも関わらず、実際の変更にここまで時間がかかったのは、巷で言われているように創業家への配慮、だけだったのでしょうか?

先日北京大学光华管理学院にSonyの出井さんがいらして講演された時、Sonyの国際化成功の秘訣の一つは社名を東京通信工業からSonyへ、早い段階で変更したことだ、と語っていました。

まともに発音も出来ないような社名・ブランドではどれだけマーケティングにお金をつぎ込んでも誰も覚えてくれないし無意味であると言っていました。さらに松下電器を皮肉って「ソニーに50年遅れてようやくその大切さに気づいたようです」とも。

でもその皮肉は確かに間違ってないと思います。間違ってないからこそ、ようやく社名変更、ということなんでしょう。