前回受けた北京大学MBA向けの普通話クラス、マジョリティは韓国人で、あとは西洋人です。華僑系はさすがに1名だけ、カナダ系香港人がいました。
授業に出ていて面白いなと思ったのは、表音文字の文化の人たちには表意文字は非常に理解しにくいものなのだな、ということです。韓国人も若い人たちはハングルだけで育っているため漢字が読めない人が多いので表音文字文化と言っていいでしょう。
授業中に先生から黒板に字を書かされるのですが、彼らは漢字を書き写すときに、大まかにとらえていて、細かい部分の違いに意味があることについては理解していないようです。
また漢字の部首等にもそれぞれ意味があり、日本人はそれによってわかりやすい(女へんが付く漢字は女性に関する文字が多い、とか)ことも、表音文字文化の人たちには部首が持っている意味自体をいちいち教えていかないと理解できないというのは、面白い発見でした。
そういう視点からみると、やはり中国語は日本人には学びやすい言語の一つなんだろうなと思います。もちろん漢字がわかるからといってすぐに上達するわけではありませんが。