司馬遼太郎による、史記等をベースに項羽と劉邦(後の前漢の初代皇帝、高祖)の生き様を、秦の崩壊後から描いた歴史小説です。
この本は実は中国人の友達、Milyから勧められたもの。中国語訳になって中国人にも人気の本だそうです。確かに北京の本屋さんでもこの本は見かけました。
ただの歴史小説ではなく、随所に司馬遼太郎の歴史観が挟み込まれ、それを知る上でも良い本だと思います。
それにしても日本ではまだ弥生時代という時代に、中国では既に様々な兵法や哲学が存在し、このようなドラマが繰り広げられていたというのは、すごいことです。
項羽と劉邦 (上) (新潮文庫)
posted with amazlet at 08.10.07
司馬 遼太郎
新潮社
売り上げランキング: 6337
新潮社
売り上げランキング: 6337
おすすめ度の平均:
司馬版項羽と劉邦は『人間臭さ』重視きら星のごとき漢たち
「史記」の世界のフィナーレを飾る史上最強の2大超リーダーの激突
史実としての「最高の人間学」でしょ?(上・中・下通しての書評とさせてもらいます)
本書以前の記述が欲しい
項羽と劉邦〈中〉 (新潮文庫)
posted with amazlet at 08.10.07
司馬 遼太郎
新潮社
売り上げランキング: 15531
新潮社
売り上げランキング: 15531
おすすめ度の平均:
役者は揃った四面楚歌
背水の陣
負けの連続なのになぜ?
実は「上」「下」の二巻構成かと思っていました
項羽と劉邦〈下〉 (新潮文庫)
posted with amazlet at 08.10.07
司馬 遼太郎
新潮社
売り上げランキング: 14779
新潮社
売り上げランキング: 14779
おすすめ度の平均:
項羽の魅力100年後に残る名作
名作なんだろうけれど・・・
劉邦好き
美しく誇り高き敗者