天津に行って来ました。

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Heewon、Carrieと共に、朝から天津までお出かけしてきました。北京から150kmほどの距離にあるのにそこも1,000万都市...(北京は1,600万人)。

7時に待ち合わせ、タクシーにて北京南駅に行く予定だったのですが、Carrie曰く「朝は渋滞が酷いためMTRの方が早い、と運転手に言われた」ということで、急遽MTRで行くことに。8時の京津城際鉄路の和階号に乗る予定だったのですが、北京南駅に着いたら既に8時10分。まぁ仕方がないです。

和階号というのはいわゆる中国版新幹線で、北京-天津間では最高350km/hで走ります。和階号天津行きは30分おきに出ているのですが、今日は終着駅の塘沽まで行く予定で、塘沽行きの和階号は残念ながら1日4本しか出ていません。仕方がないので天津まで行って、津濱軽軌という電車に乗り換えることにしました。塘沽まで伸びたのは今年8月だそうで、まだ開通したばかり。そして天津-塘沽間は最高時速は150km/hに押さえられているそうです。

塘沽に行くことにしたのは、清華大学の友達、飞飞が「塘沽は海鮮料理で有名なのでお昼はそこで食べるのをオススメするよ」と言ってくれたので。天津駅で確認したら、津濱軽軌の駅はちょっと離れているようだったので、バスにて向かうことにしました。

和階号で天津-塘沽間が10分程度なので、バスでも2,30分程度だろう、とタカをくくっていたら、1時間半も乗り続けることになりました...。しかも混んでて座れず。1時間を過ぎたところでようやく座れましたが、とにかく疲れました。

びっくりしたのは、車内にあるCMやニュースを流している液晶テレビを何気なく観ていたら、王者・イングヴェイが出てきたこと!わずか1分程度ではありますが、中国で彼のニュースバリューがあることにビックリ。新作のリリースが2ヶ月ほど発売予定日から遅れているようですが、早く出して欲しいものです(でも北京にいる間は買えないけど...)。

塘沽にて、着いたのが海浜外灘公園、というところ。海っぺりに遊歩道や小さな公園などがあります。見た感じはちょっとこじゃれているのですが、海も空気もものすごく汚いです。北京よりも大気汚染は明らかに酷く、光化学スモッグで遠くがかすんで見えます。

この公園に着いたのが11時過ぎで、1時間ほどのお散歩を楽しんでから、お昼ご飯を食べに行くことにしました。途中大量のハトを見かけた時、Carrieは「なんで中国人は食べずに活かしておくのかな」と、香港人らしいコメントを...。

適当に街中をぶらついていて発見したお店に入りました。愛新覚羅が開祖、みたいなことが表の看板にありましたが...ホントかな。入り口のウェイトレス求人ポスターには「容姿端麗」的な事が書いてありました。日本だったら労働基準法あたりで引っかかりそうですが...。

このレストランでは1階に水槽があって、そこで食べたい魚介類を選べました。大閘蟹(上海蟹)がなんと88元!香港だったらHK$200は下らないですよ。安かったのでみんなで注文。それ以外にシャコやホタテなど。

どれも美味でした。蟹とシャコを食べている間は皆無言。シャコはガーリックと油で揚げてもらいました。これが美味しいのです。手で皮をむかなければいけないので油でべとべとになりますが。

食べている間の話題は北朝鮮について...なぜかCarrieが非常に興味を持っていて、Heewonに質問しまくりでした。香港にいた時はそうでもないのですが、こちらに来てからHeewonやCarrieとは政治的なお話が多くなりました。理由は中国について語る時には政治抜きには話せないことと、毎日のように顔を合わせているから他のネタがなくなりつつあるから、でしょう。

食事の後は天津に戻ることにしました。来る時の教訓を活かして今度はタクシーにてレストランから最寄りの津濱軽軌の駅に行き、そこから列車で移動。列車の中の路線図にはやたら駅がありましたが、1/3はまだ建設中のようで、スルーしていきました...。

終着駅の中山門駅を降りたものの、そこが天津のどこら辺かさっぱりわからず。タクシーの運ちゃんなどに聞くと、とりあえず鼓楼商業街というエリアに行くには30元程度かかることがわかりました。

そこでふと目にした三輪車のタクシー。

こちらだと15元といいます。3人でも乗れる?と聞いたらOKだったので、チャレンジしてみました。三輪車の中身はバイクのようなものです。それでもレバー式のシフトがありましたが。あまりスピード出さず安全運転だったので、スピードメーターを確認したら...動いてません(爆)壊れているのか、飾りなのか...。燃料計が満タンになっていたけど、これも正しいのか怪しいです(笑)

とにかくそんな三輪車に乗って30分以上揺られて、鼓楼商業街に到着。本当に15元でOKでした。一人15元、とか言い出したらごねよう、と思っていたのですが。

鼓楼商業街は天津名物のお菓子を売っているお店や、伝統工芸品を売っているようなお店が多数。お店の外観も古き中国の街並みを再現しています。が、月曜の夕方だからでしょうが、閑古鳥が鳴いています。全然人がいないしお店も半分くらいは閉まってました。

色々歩いていくと、レストランが多数入った建物発見。ここで天津名物の狗不理包子を食べたり、お菓子を食べたり。

僕の持っていたガイドブックに従って餃子の美味しいお店に行ってみたら...既に移転していて無くなってました。天津で餃子、というのはあまり良くないのかもしれません(^^;。ともかく、近くで見つけた回教料理のお店に適当に入って、羊肉の料理などをオーダー。中々美味でした。

19時半過ぎにお店を出てタクシーにて天津駅へ。また和階号に乗って帰途につきました。天津は日帰りでさくっと行けるので便利ではありますが、取り立てて見所というのが余り無いのが残念でした。友達と日帰り旅行に出かけた、というのが良い記念になった、という感じです。