Carrieから誘われて、清华大学MBA户外俱乐部主催の登山に参加してきました。以前清华大学のランチイベントにも来ていたDorisが主催とのこと。
昨晩Carrieから「誘っておいて悪いんだけど宿題が終わらなくて、イケナイかも...」と言われていたのですが、朝6時に五道口駅に行ったらちゃんと来てくれていてほっとしました。
清华大学からはDorisの他、台湾人と中国人が1名ずつ参加。僕とCarrieは前回のハイキングが拍子抜けするほど楽だったので、今回もそんな感じかな、と甘く見てました。とはいえ、僕は念のためにコートを着て手袋も持参。清华大学の皆さんは完璧に登山の格好で現れたので、ちょっと驚きました。かなり本格的です。
地下鉄で2号線の积水潭駅まで移動して、さらに5名と合流。清华大学MBAの方だけじゃなく、そのお友達も来ていた様子。ここから大型バスに1時間乗ります。
着いたところは...どこだかわかりません(^^;。ひたすら後についていく、という感じです。白タクなのかちがうのかわかりませんが、軽のワゴン2台をチャーターし、分乗して再度車の旅です。
これが酷かった。そもそも僕が乗ったワゴンは使用年数20年は超えているようなおんぼろ車。信号停止しているときもアクセルふかさないとエンストします。さらにエンジンの回転数に合わせて「カタカタ」という異音も...。大丈夫かこの車、と思っていました。
30分も走らないうちに、未舗装の山道にはいりました。おんぼろ車はサスペンションが無いに等しい状態。でこぼこの道で上下に飛びまくりです。道には当然ガードレールもありません。ちょっとでもハンドル操作を誤ったら崖から落ちかねません。そんな道を推定60km/hで飛ばします。正直めちゃ怖かったです。
思うに中国人は良くも悪くもチャレンジ精神があるというか。極端な話いかなるリスクも顕在化してから考える、という発想な気がします。なので僕らが乗った車も横転したり崖から落ちない限り、安全面など気にしないで営業を続けるでしょう。日本人的発想なら、未舗装の山道を走ることが前提ならそれなりの車を用意して営業するはずです。
と、つらつら考えながら、ココで死んだら日本の誰にも伝わらないだろうな...などと本気で考えました。が、驚くべき事に一緒にいた中国人の皆さんは動じてません（爆）こんなのもあり、くらいに思っている様子です。
走っているとたまに集落がありますが、北京市街から2、3時間の距離なのに明らかに貧困生活を強いられている感じです。また牛やら馬やらが放牧されていて、これにもびっくりしました。
1時間半ほど走って無事海陀山の登山口に到着。しかし我々以外人がいません。登山した結果、ほとんど人がいなかったです。
海陀山は2,200mの山で、ハイキング気分で登れる山ではありません。Carrieは他の参加者から防寒具を色々借りる羽目に...。
こんな感じできれいな青空の元登り始めました。しかしめちゃめちゃ寒い！立ち止まっていたらすぐに凍えます。
途中で休憩も挟みながら登っていきました。1時間半も過ぎると、こんな感じの雪山に！
まさか雪を踏みしめながら登るとは思いませんでした...。途中、凍った河の上を渡りましたが、夏場はどうやって登るのでしょう？？
登りはじめて3時間あまり。ようやく頂上にたどり着きました。が、頂上の直前から辺りを遮るものが何もなくなり、さらにシグナル8以上の強風で吹き飛ばされそうになりました...。
とにかく風がものすごく強い！僕ですら吹き飛ばされそうになるくらいなのです。Carrieは本格的に怖がり、結局5分程度いただけで下山開始。
下りは下りで雪の上ですっころばないよう気をつけて降りる必要があります。が、皆さんすってんころりんと...仕方がないです。
降りてきたら16時。いやぁホント疲れました。でもこれで終わりません。またおんぼろ車が迎えに来ていたので、それに乗って危険な未舗装の山道をドライブ...。
無事に北京市内に帰って来れたのが19時。お疲れ様でした。2名が予定ありとのことで帰り、残りのメンバーで后海近くのお店にて北京ダックを頂きました。
食べている時にクラスメートのSteveから珍しく電話。どうしたのかと思ったら、后海で食事しているから後で一緒にバーに行かないか、とのこと。僕らのこと見張っていたのか？と思いましたが（笑）そんなことはなく。偶然近くにいたみたいです。僕らが食事を終えた後、Carrieと二人で彼らのいるお店に向かいました。
Steveは前職の同僚とその彼女と3人で食事をしていたようです。そこに僕ら2人がジョイン。僕らも相当疲れていたので、1杯だけではありますが飲んで、久しぶりの再会を楽しみました。
その後的士にて五道口に向かい、足マッサージを受けて帰ることにしました。前回とは別のマッサージ店に行きましたが、学割のおかげで38元/70分と、非常にお得でした。
お店を出たら0時。長い一日でした。怖い経験や寒い経験もしましたが(^^;、総じて貴重な経験だったなと思います。