一時期話題になっていた本、先月帰国した時に手に入れて読んでみました。
非常に濃い内容で、なるほどこういう視点があるのか、と驚きました。確かに著者が指摘するように個々の株主は実質的には何の力もなく、機関投資家、ファンドマネージャー達こそが大いなる力を持っているうこと、金銭的利益の追求と社会的利益の追求共に満たすのは事実上困難であること等は説得力があります。
様々な「格差」がある現在社会においてどのように企業が、国が、舵取りしていく必要があるのか。非常に考えさせられる本でした。
世界を壊す金融資本主義
posted with amazlet at 09.06.27
ジャン ペイルルヴァッド 宇野 彰洋 山田 雅俊
NTT出版
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