HKUSTの中国ビジネスのクラスでも出てきたような企業を例に取り、中国と諸外国とのビジネスをわかりやすく書いてある好著です。最新の中国ビジネス事情を知りたい人には非常にオススメです。
この本でも、僕の実感と同じように「中国を巨大なマス市場と捉えると完全に見誤る。地域、所得、世代などによって複数のセグメントが重なっている状態」と述べています。これは中国に来てみないと本当に理解できないのだろうな、だからこそ本の中でもこのようなメッセージがあるのだろうなと思いました。
僕自身、HKUSTに出願した時のエッセイで、「中国はこれから世界の工場から巨大な市場へと変わっていくので、そこにコミットしたい」ということを書いたのですが、北京に4ヶ月近く住んでみた感想が、「巨大なマス市場は幻想」というものでした。
中国を市場と考え、進出を考えている方は是非読んでみて下さい。