厦門旅行三日目

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今朝は厦門大学へ行ってみました。

厦門大学近くに鄢糖(顶澳仔店)というお店がある、と昨日Maggieからもらったガイドブックにあったので探してみましたが、見つからず…。あきらめて厦門大学へ向かうと…。

入口で見学者は登録が必要とあって、あきらめました。面倒だし。正面で一枚写真を撮ってから、的士に乗って胡里山砲台站へ。

厦門というと金門島を挟んで台湾との戦争があった場所。それ以前の時代より戦時の重要拠点であったようで、非常に古い砲台から展示してありました。

風光明媚なこの場所でこのような展示品、というのもなんだか違和感があります。見学している人民の皆さんも暢気に砲台前でポーズを決めて写真を撮っています。

しかし国慶節のパレードを観ればわかるとおり、まだまだ中国は軍事力で目に物言わす、という態度を変えていません。一般人民と共産党との間の溝は、一般の日本人と政治家達よりも広く深いのかもしれません。

一通り見終わって、ブランチを取ろうと昨日行った意欢乐(Geo Geo Cafe)に向かいました。アイスコーヒーが美味しかったので多分ランチも美味しいだろうと思ったのと、ブッフェが118元とリーズナブルだったので。

昨日と全く同じ席に案内されて、ブッフェをオーダー。ウェイトレスが割合しっかりした英語を話すので、どこで勉強したの?と聞いたら大学でビジネス英語を専攻していたとのこと。色々あって今はテンポラリでココで働いているそうです。あれだけしゃべれたらウェイトレスではもったいないと確かに思いました。

前菜、パスタ共に美味しかったのですが、ビックリしたのは肉厚のステーキ!これまた美味しかった〜。なんでも出資者の一人は日本人だとか。そのおかげか、非常にクオリティの高いイタリアンを楽しめました。…あれ、どこに来てるんだっけ、今??

特に予定を立てていなかったので、一旦ホテルに戻ってお昼寝。16時半過ぎにMaggieからお呼びがかかり、彼女のご両親と叔父さんと共に、家族でのディナーへ参加させてもらいました。場所は海際にある大排檔。

着いたら、目の前にバスケットのコートが。これも夜お客が入ってくると机を並べてココでも食事が出来るそうな。そしてMaggieの親戚一家も到着し、9名で夕飯です。

しかーし、食事の前に厦門の伝統的な賽子遊びを始めました。これが観たくて来たようなモノ。自分が参加出来るとは思っていませんでしたが。6つの賽子を振って、四がいくつ出るかによって役が決まり、役毎に違う大きさの月餅を貰えます。こちらの月餅は潮州風に似ていて外側がパイ生地のようになっていて、中に卵はありません。中は小豆をつぶした餡が入っていて、日本人の口に合いやすいです。

これ、昼間的士に乗っていた時ラジオでもやってました。リスナー参加型で、リスナーが役の名前を言って、パーソナリティ(って今時言わないんだっけ?)が賽子を振るというモノ。さすが厦門と思いました。

さて、僕は運が良くて2番目に大きな月餅1つ、4番目に大きい月餅1つに5番目に大きい月餅1つゲット。一番大きい月餅はゲームの後みんなで割って食べるため、僕が一番良い月餅をゲットしたことになります。これはたくさん月餅が食べられるだけじゃなく、幸運も示しているとのことで、Maggie曰く「来年は昇進だね(笑)」と言われました。ホントその通りになって欲しいモノです。

ある程度ゲームをしたところで夕飯本番。円卓の上にずらりと海鮮が並びました。昼間食べ過ぎたせいであんまり食べられなかったのですが、Maggieのお母さんが何度も「もっとお食べ」と言ってくれます。がんばったけどあまり食べられず、ついには「若い者はもっと食べなきゃダメだよ」とまで言われ…中国語で「我不是年轻啊」と言って逃れました。はは…。

食事の最中も何度も皆さんから乾杯を促され、ビール瓶2本分をほぼ一気で飲み続けました…。白酒じゃなかったから良かったけど。Maggieのお父さんからは「飲めるねぇ。さすが日本人」とお褒め頂きました。

ちなみに彼らは厦門の方言である閩南語(いわゆる福建語)を話します。その音の響きは広東語に似ていました。元々広東語も福建語も共に閩語系統の言葉なので、多少似ているのでしょう。また台湾語(普通話に似ている台湾國語ではない言語)も閩南語に似ているため、彼らの言葉も多少似ているようです。中国語は複雑怪奇なり…。

夕飯の後は、海岸沿いに砂で彫刻を作って展示してあるところがあるから行こう、と言われ、一緒に観に行きました。入場料が一人40元なのですが、Maggieのお母さんがどこかに電話をかけるとあら不思議。全員無料(爆)さすが中国です。

砂の彫刻(と言って良いのかな…?)は圧巻です。巨大です。良く崩れないなぁと思います。中国の故事で有名な人物像とか、建築物とかを砂で作っています。確かに40元払って観ても良いかも。ライトアップもきれいで、連れてきて貰えて良かったです。

一通り見終わって、叔父さんの車でホテルまで送ってもらいました。Maggieには感謝感謝です。やっぱり地元の友達がいると、普通の観光では行けないところにも行けるので非常に嬉しいですね。

明日の朝は再度厦門大学へ行って、今度こそ中に入って見学してみようと思います。夕方から上海ですが、友達は皆出払っているので一人で新天地あたりをブラブラしようと思ってます。