藤田正美の時事日想:この国で……“コンクリートプロジェクト”が止まらなかった理由 (1/2)
思ったのは、大多数の庶民にとって「おかしいくない、それ」と思っていたことを素直に言ってくれているんじゃ無かろうかと。
八ツ場ダムにしても羽田空港国際ハブ化にしても、当地にいて犠牲になった人々にはつらいことだろうし感情論ではわからない訳じゃないけど、大多数の国民にしてみれば、民主党の行おうとしている政策に必ずしも批判的じゃないと思うわけで。
計画当初から月日がたって、その意義が薄れたなら潔く方向転換をする、という姿勢は大事だと思うのです。
もちろん、感情論を完全に無視して事を進めるのもよろしくはないですが、そちらに一方的に引きずられて、慣性でずるずる無駄な政策を続けていられるほど、今の日本は余裕がないはず。