『私はこうして受付からCEOになった』読了

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元ルーセント・テクノロジー、元ヒューレット・パッカードCEOのカーリー・フィオリーナによる自伝です。

邦題はかなり受け狙いだなぁという感じですが、原題は『Tough Choices』です。こちらの方がやっぱりしっくり来ます。

前半は生い立ちからルーセントまでの出来事で、残り半分がHPでの出来事です。この本を書く理由の一つはやはりHPのCEOを解雇されたことと、それに起因するメディアでのバッシングに対する彼女なりの回答、ということなのだと思います。

とはいえ、取締役会との確執については、どうもすっきりしない。本に書かれているように彼女自身本当に何が裏で行われていたのか全く気がつかなかった、とは考えにくく、本には書きにくくてぼやかしたのだと思います。

ということでHPでの出来事はやや不鮮明なため説得力に欠ける部分もあるのですが、彼女自身がこれまで真摯に、愚直にビジネスに邁進してきた、ということだけは分かります。愚直というと元日本HP社長(現マイクロソフト株式会社社長)の樋口さんみたいですが。

私はこうして受付からCEOになった
カーリー・フィオリーナ
ダイヤモンド社
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おすすめ度の平均: 5.0
5 感動しました
5 広く読まれていい本
5 1つ1つのことを全力で
5 等身大のTough Choices
4 タイトルから想像する内容とは違いますが