谷歌中国の反乱と香港80後のデモ

ジャパナビりえさんのblogに興味深い発言がありました。

真係暴風雪wo〜:ジャパナビりえ的香港TV道

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蝶ネクタイ行政長官は、この件に関して審議が通る前は
「我々もTwitterやFacebookを使うなど若い世代との
コミュニケーションを重視し・・・」とか理解を示す発言を
していたのに予算案が通過するや否や
「こんな暴動のような手段での抗議は間違っているのだ!」
と突然態度が豹変。またしてもバッシングを受けています。

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この件については蝶ネクタイ行政長官、もとい曽蔭権(ドナルド・ツァン)行政長官(香港特別行政区の首長)は中国政府から80後を押さえきれていない事へ批判を受けるのをかわすため、と報じている新聞もありました。

ようは、80後のデモのような反政府的活動というのは中国政府をいたく刺激しやすいネタなわけです。こういう情報は統制しても今の時代は少しずつ本土にも入ってしまいます。それが本土内に飛び火されると次の天安門事件になりかねないため。

谷歌中国が検閲反対という明確な姿勢を示したのも同様の懸念を中国政府に抱かせています。たまたま偶発的に起こったこの2つの件が、中国政府による民主化運動への激しい弾圧に結びつかなければいいのですが…。

さらに香港の公民党と社民連(自由選挙推進派)の議員が5人議員辞職し、その代わりに行われる補欠選挙を「普通選挙を早期実現するための市民投票」と位置づけようとして「公民投票」を掲げ、中国政府から厳しい反発を受け始めています。

香港の「ノンポリ」なところが良くも悪くも特徴であったんですが、徐々に変わりつつあるようです。