継続は力なり?

blogを使い始めたのは2004年11月ですが、この『徒然なるエッセイ』自体は1997年9月11日から続けています。

blogを使い始めた時期は割と遅い方ですが、僕と前後してblogをはじめた友人で今も継続してblogを書いている人は案外少ないです。

一言で理由を表せば、時間の優先順位が変わった、ということなんだと思います。仕事が忙しくなった、家庭を持った、等。でも僕はそれだけが理由ではないと思っています。

ではなにかというと、始めることよりも継続することの方が遙かに難しい、というのがまず1点。新しいことを始めるのも勇気がいるので実は簡単ではないのですが、それでも『継続する』ことに比べれば遙かに楽。しかし『継続する』のは本当に大変。止める理由なんていくらでも考えつくし。

もう1点、継続できない人たちの多くは(全員ではありませんが)、一回当たりのアウトプット量が多いことが特徴かと思ってます。一回当たりたくさん書くためには当然それだけインプットも必要。このサイクルを回し続けるのはしんどいわけです。

例えばUC Berkeley Haas School of Businessに留学してたKさんも、留学中はまめにしかし非常に濃いblogを書いていました。しかし奥様の証言によると毎回4時間くらいかけて書いていたとか。これを続けるのは大変です。

深く調べて濃いアウトプットをする、というのは、良いインプットを得る上でも非常に有益なのですが、継続するのは大変。なので、更新頻度が落ち、最後は止めてしまうという結果につながるのだろうと思ってます。

最近もう一つ、更新頻度が下がる理由に思い当たりました。それは一日当たりのアウトプット量は人によって一定である、という法則。

今年に入ってようやくTwitterが僕の周りでも流行り始めましたが、Twitterの更新頻度が高い人ほど、blogの更新頻度が落ちるという相関関係があります。Twitterで書いてしまうことで、ネタがblogに昇華させる前に無くなってしまう、ということなんでしょう。

Twitterで書いたつぶやきを元にblogに昇華させる、というサイクルが出来ればいいのでしょうが、そうもいかないのが現実。

あとTwitterを見ていて、blogで大量のインプットをしていて継続できなかった友人達が、やはりTwitterでも文字制限数ぎりぎりまで書いているのを発見。彼等も早晩Twitterを使わなくなるに一票(笑)メールが長い人ってblogもTwitterも長い、という別の法則にも気づきました(^^;。