China's export advantage: The China Price
飛行機産業においては、中国国内での販売をにらみ、中国での製造比率を多くしたりしているようです。飛行機の購入は民間航空会社の経営判断ではありますが、中国政府に実質的に許可を得る必要があるのでしょう。その時、「A社の中国での製造比率がB社より高い(=中国での雇用や税収入に貢献している)」場合、A社はB社よりも販売上有利になり得る、ということ。
これは中々面白い視点です。
徒然に語っていきます。2007年9月から2009年3月まで香港科技大学(HKUST)へMBA留学。2009年4月以降香港に定住しました。
China's export advantage: The China Price
飛行機産業においては、中国国内での販売をにらみ、中国での製造比率を多くしたりしているようです。飛行機の購入は民間航空会社の経営判断ではありますが、中国政府に実質的に許可を得る必要があるのでしょう。その時、「A社の中国での製造比率がB社より高い(=中国での雇用や税収入に貢献している)」場合、A社はB社よりも販売上有利になり得る、ということ。
これは中々面白い視点です。
出目金魚
Kojiさんのご指摘のとおり、informalなルールはあるとは思います。さらに自動車のように明文化した(formal)な規則もあると思います。飛行機メーカーの中国アッセンブリー工場(例えばAirbus天津工場)から人民元で販売をする場合、中国製で人民元で購入した部品を何%以上にしなければならないという規則です。
中国系部品メーカーは軍需を中心に一定の技術力を持っていると考えています。毎年確か初夏くらいに珠海で世界的にも規模が大きい、航空宇宙業界の展示会があり、熱心な商談が行われているようです。今後、中国の航空業界向け部品メーカーは国際競争力をつけるかもしれませんね。
いいブログを紹介頂きありがとうございました。
こーじ
出目金魚さん
なるほど、中国政府が力を入れている産業に関しては明示的な規則もあるんですね。
このblogの著者の本、「China Price」も必読です。是非読んでみて下さい。