転職=善 or 悪?

お昼休みにHKUST MBA AlumniのEdithと金鐘にてランチを食べてきました。

彼女とは前々から何度もご飯食べる約束をリスケし続けていて、今日もお腹の調子が悪いのでぎりぎりまでキャンセルするか迷ったのですが、次いつ機会があるかわからないので、がんばってみました。

久し振りすぎてどこから話せば、なんて二人で話していたのですが、まずは彼女の旦那様Nickyが最近マイアミ単身赴任から帰ってきた話から。するとEdithは昨日をもって米系金融機関を辞めて、来月から欧系プライベートバンクへ転職するとのこと!Financeバックグラウンドの人向けの転職市場は活発化している様子。うらやましい。

しかし彼女曰く、これまでの経歴から中国系や香港系の金融機関では書類で落ちるとのこと。なるほど。

少しでも良いキャリアを、と転職を重ねたりMBA取ったりと、典型的な香港人女子なEdith。見習わないとと思いました。

転職と言えば、先週木曜日から急遽新しい日本人営業が一人入ってきました。急な話で引き継ぎの話を決める間も無く僕は夏休みに入ってしまったのですが、今日出社したらなんと本日で辞めると言って、去っていきました…。ちょっとびっくり。香港人スタッフに聞いても、こんなことは前代未聞と言ってました。

思うに、彼はこれまで日本企業もしくは香港にある日系企業、それもそれなりの規模の会社で働いていたため、同じ感覚でうちに入ってきたのでしょう。でもうちは資本は日系でも中身は現地化していて、純然たる日系企業とは違います。具体的に言うと、こんな違いがあります。

一般的な日系企業
・日本人のコンテクスト
・日本の企業文化
・日本語で、日本人による意志決定

うち
・香港人のコンテクスト
・日本と香港の折衷的企業文化
・英語で、香港人による意志決定

僕はこれがわかっていて、Challengingだから入社を決めましたが、表の看板だけ見て日系企業だといって入って来たら、耐えられないだろうなとは思います。

3日で辞めるのはどうかとも思いますが、会社に自分があってないことがすぐにわかったのなら、その判断は、必ずしも間違ってはいないだろうなと思います。