8時前にiPhoneが鳴りだし、夢から現実に引き起こされた朝。電話の主はいわもとさん。本当に蘇州に連れて行く気で電話をかけてきた...。どうせだったらミカさんに電話して貰いたかったなぁ...。
眠たさを断ち切るようにシャワーを浴び、朝ご飯を待ち合わせ場所近くで食べるべく、早めにホテルを出ました。今日の待ち合わせ場所はいわもとさんが泊まっているホリディイングレートウォール。上海駅前にある便利なロケーションで、僕が跡部さん、もりもりと2002年に泊まったのも確かこのホテル。
ホテルに着いたのが8時半過ぎ。9時待ち合わせだったので、朝食を食べるには良いタイミング。ホテルの周りにあった、ローカル色の強いお店へ入ってみました。麺類がいくつかあったけど、お客さんが食べていた小籠包が気になったので、それのみオーダー。8個入っていて7元。
しかし注文受けてから蒸し出すようで、なかなか出てこなーい。結局15分ほど待たされた上、あんまり美味しくなかったです。残念。
食べ終わったら9時5分過ぎ。すぐにホテルに戻ったら、ミカさんだけが来てました。あれ、このホテルに泊まっている人は...?
二人でソファに座っていると、アフリカ人だと思っていた真っ黒な女性達から話しかけられ。彼女たちはアフリカ人ではなく、オーストラリアのアボリジニとのこと!アボリジニと会うのは初めて。世界中を旅して回っているとのことで、昨日は蘇州にも行って来た、というので、おすすめの場所などをミカさんのガイドブックを見せながら教えて貰っちゃいました。手漕ぎ船がお勧めらしい。
アボリジニの女性達と話している時にmkenさん登場。そして9時半頃いわもとさんも登場。二人とも朝ご飯がまだ、ということで、僕らが、というかミカさんがアボリジニの女性達としゃべっている間にご飯を食べに出て行きました。げんさんは昨日に続き遅刻らしい...。
しばらくしたらいわもとさんから電話、迷子していたげんさんを捕獲して朝ご飯食べ始めたとのこと(笑)ミカさんと一緒に彼等がご飯を食べているファーストフード店へ。
二人は朝食セットの上海焼きそばと生煎を食べてました。ミカさんに遅刻をちくちく言われるいわもとさん...。かわいそうに。
食べ終わってすぐに上海駅へ。目の前なので移動が楽でした。中国版新幹線の自動券売機へ向かい、mkenさんがチケット購入。それを見ていたミカさんといわもとさん、「中国語読めるんだ!」とビックリしてました...。mkenさんの扱いもかわいそうだ...。
無事20分後のチケットを買えたので、そのまま待合室へ。中国の駅は巨大で、プラットフォーム毎にこれまた巨大な待合室があります。そこに着いた時点で丁度乗車開始になったので、待合室はスルーしてすぐに乗り込みます。
深圳・広州間を走る和階号はよく乗るのですが、それと比べるとこちらの新幹線は日本の新幹線によく似てます。乗車口、椅子の配置など。
ところで今回自販機で5枚チケット買ったのですが、席番は連番。横一列なのかと思いきや、1名分だけ次の列にはみ出してました...そこらへんは上手く席を割り当てたりせず、空いている席を連番で発行するだけの模様。JRの方がここらへんは上ですねぇ。
乗っている間に、蘇州でどこを回るか検討会議。旅行前に決めてこない柔軟性が素晴らしい(爆)とりあえずアボリジニの女性達が推していた、山塘街にて手漕ぎ船に乗ることにしました。駅から割と近かったのも決め手。
37,8分で蘇州到着。早い!2002年に来た時は1時間ちょっとかかっていたのに。これで41元というのも素晴らしい。蘇州も上海のベッドタウンになるんじゃないかなと思いました。
駅に着いたら、全く見覚えが無く...完全に別の駅になってました。さすが中国。とりあえず帰りのチケットを確保した方が良い、という僕のアイディアが採用され、自動券売機を探します。いわもとさんが見つけてくれたので、彼にチケット購入もお任せ!丁度良さそうな15時半には便が無く、14時半か16時半のどちらかを選ぶことになり、今回は14時半をチョイス。無事チケット購入出来ました。
さて、タクシーに乗って蘇州観光です。まずは山塘街へ。ここでいわもとさんがトイレに。その間白タクの客引きがしつこくつきまとい、ミカ様「いわもと君は置いていこう」の発言が...。ちゃんと待ちましたけどね!
昨日のタクシーの運ちゃんから文字が小さくて見えない、というクレームがあったのを教訓に、ミカさんがメモ帳に大きく漢字で行き先を書いてタクシーの運ちゃんに見せたところ、無事わかってくれました。10分程度ですんなり到着。
山塘街は美観地区となっていて、車の乗り入れ禁止、一部の施設有料化などがされています。但し街歩きは無料。山塘街の入口にチケット売り場があり、そこに水路を巡るボートチケットも売っていました。モーターボートだと35元、手揺船だと40元とあります。手漕ぎ船の方が高いようですが、僕らが漕ぐわけでもないはずなので、人件費、ということなのかも。
みんなで協議して、手揺船に乗ることにしました。次に出る時間と場所を確認した上でチケット購入。次の船まで30分程あるので、待ちをぶらぶら散策。
結婚式用の写真撮影でも使われる景観のようで、いくつか写真館があり、かつ目の前で新郎新婦が着飾って写真を撮って貰っていました。この暑いのにご苦労様です...。
ぶらぶらしたあと、ボート乗り場へ。5分ほど待つと手揺船到着。おじちゃんが漕いでくれる、情緒溢れる木船でした。が、気がついたらいわもとさんがいません。あれー?漕ぎ手のおじちゃんからは「早く早く」と言われるし。電話してみたら、今こちらに向かっているとのこと。とりあえず僕以外の3人に先に乗って貰って待ちます。数分後、ようやく登場、すぐに乗り込み、出発進行。
手揺船はゆったりと蘇州の運河を進んでいきます。正直運河の水は濁っているし、周囲の民家から生活排水が普通に垂れ流されているようで、やや臭うのですが、それでも悪くない船の旅です。時々民家からどばっと水を捨ててるのを目撃しましたが(笑)
前回蘇州に来た時は運河は全く見なかったので、今回朝早く起こされたけど、来て良かったです。いわもとさんご一行もみなさんリラックスタイム。アボリジニの女性達と、彼女たちと話をしてくれたミカさんに感謝。
40分ほどの手揺船の旅が終わり、今度は摂政園へ。これは前回来た時僕は見たところ。比較的駅から近いため、帰りの電車の時間に間に合うように選んだ場所です。
先ほどタクシーを降りた場所で再度タクシーを拾います。今回はリスクチームにげんさんが加わり先にタクシーに乗って行ってしまいました。残されたミカさんと僕は別のタクシーを拾うのにちょっと手間取りました。
なんとか捕まえて摂政園へ向かい始めたのですが、途中で運ちゃんが水が飲みたいからちょっと回り道する、というようなコトを言い始めます。僕の中国語では完全には理解できず、運ちゃんのなすがままにしていたら...ぐんぐん摂政園への入口とおぼしきところから離れていきます。どこまで行くんだろう...と思っていたら、タクシーの整備工場みたいなところで停まり、そこでペットボトルの水を取ってきてました...どんだけマイペースなんだか...。
15分くらい遅れて摂政園に到着。mkenさんから電話にて、摂政園の入場口まで5分ほど歩く、と聞いたので、ミカさんとてくてくお散歩。確かにこんなところを2002年にも歩いたような気がします。
入口にてみんなと無事合流。mkenさんがチケットを買ってくれてました。70元と、意外と高い!
中に入ると、見覚えのある庭園が。なんとなく覚えているモノです。でも前回は案内して貰ったので位置関係は全く覚えておらず。げんさんにお任せして後をくっついて歩きました。
時々中国人観光客がなにやら緑のフルーツのようなものをもち、そこから種をほじくって食べていました。あれ、なんだろう、どこで売ってるんだろう?と思って見ていたのですが...。
池の蓮じゃありませんか!!勝手にむしって食べている模様...いわもとさん曰く「まぁ蓮根もたべるしねぇ」...って一応ここ世界遺産ですよね?
途中いわもとさんがトイレに行くから先行ってて、と、トイレに向かったのですが、いわもとさんが帰りの新幹線のチケット全員分持ってるからはぐれると後で合流するの大変、ということで、トイレ近くで待っていました。が、待てど暮らせど出てこず。お腹の調子が悪いのかねぇ、と話していたのですが、待ちきれずにmkenさんがトイレへ確認しに行きました。すると...売店でコーラ飲んで涼んでいたいわもとさんを捕獲!ミカ様またご立腹...。先に行ってて、とは言っていたので今回はしょうがないとは思うのですが。
その後も庭園をぐるぐる回り、13時半過ぎに摂政園を出ました。軽くこの辺りで昼食食べてから駅に戻ろうと、お店を探します。小さな、すぐに食べ物が出てきそうな小さな小吃店があったので、入ってオーダーするも、小籠包も生煎も売り切れ、と言われ、ここで食べるのをあきらめました。そしてタクシー拾って駅へ戻ることに。
結果的には、ご飯食べていたら焦って駅に戻る必要が出てきて大変だったかもしれないので、食べずに余裕持って戻れたのは良かったのかもしれません。タクシーは巨大な蘇州駅の2階部分に入っていきます。構造が空港のよう。でも僕らの列車は1階ゲートが入口だったので、中に入ってからエスカレータで下におります、
下に降りたところで全員集合、そしてすぐに乗車開始になったので、殆ど待ち時間無く新幹線に乗り込みます。上海に帰ってからのコトを簡単に打ち合わせ、マッサージに行きたいというリクエストに答えてオススメマッサージの『Green Massage』に電話するも、僕らの都合の良い時間帯はすべて予約済。ということであきらめて、上海駅で一旦解散することにしました。それが決まってすぐに僕は夢の中へ...。
上海駅でミカさんに起こされて、下車。いわもとさんは疲れたのでホテルに帰ってお昼寝、僕以外の3人は新天地で遅めのランチ、という計画。僕は今中途半端に食べると夜食べられなくなるので、昼は食べずにミカさんのガイドブックに載っていた南京東路にある『桃源郷』というマッサージ屋に予約無しで突入してみることにしました。ということで、地下鉄で南京東路まで3人と一緒に行き、人民広場にて一旦お別れ。
ここから乗り換えて南京東路駅へ行くつもりでしたが、人民広場から歩いても行けるよな、と思い直して外に出て歩き始めました。が、すぐに後悔...暑い!南京東路の路の真ん中は誰も歩いてません。なぜなら直射日光が激しいから。ビルの陰になる両端には人が一杯。歩きにくいので暑くても真ん中を歩いてみましたが...すぐに汗だくに。
10分ほど歩いて南京東路駅近くへ到着。桃源郷はすぐに見つかりました。入ってみると、5分と待たずにマッサージを受けることが出来ました。日本語が使えるし、場所も便利なので悪くないです。但しお店の雰囲気などはGreen Massageの方が上。その分お値段も上ですが。
1時間の全身マッサージを終えたところで17時。夜の待ち合わせは19時半、と決めているのですが、お店をまだ決めてませんでした。なので、お店を検索するために、昨日も訪れた自社オフィスの目の前にあったスターバックスへ移動し、ラテとチーズケーキをほおばりながらお店検索。少々ベタですが、新天地にある『小南国』に行くことに決め、いわもとさんへSMSで連絡。
後はまったりblog書いたりして、18時半頃まで過ごしました。あんまりあれもこれも、と詰め込みすぎると旅行は疲れるし、上海は既に10回以上訪れているし、今後もいつでも来れるだろう、というのもあるので。18時半過ぎにお店を出て、南京東路駅へ。ここから地下鉄で新天地駅へ向かってみます。これまた新しい駅なので、これまでいつもタクシーで行っていた新天地が近くに感じます。
駅を出ると、新天地から南に1ブロック下がったところに出ました。この1ブロックは現在新天地ファッション街、なるものの建設中。1ブロック北上して、小南国のお店の位置を確認後、待ち合わせに指定した新天地南区の北側入口へ。
暫くするとげんさん到着。先ほど人民広場駅で別れた後、3人でこちらに来て飲茶を楽しんだ後、本屋さん巡りなどをしたそう。ということはあんまり夕飯、という感じでもないのかもしれないなぁと思ったけど、いわもとさんはお腹空かせてくるだろうから大丈夫でしょう。いわもとさんも5分ほどで到着。mkenさんは急遽夜の万博を一人観に行ったそう。ミカさんは元々会社の先輩と夕飯の予定。なので今夜は3人で夕飯。
小南国に行くと、結構並んでてビックリ。日曜の夜だから空いてるかと甘く見てました。とりあえず予約番号を取った後、僕が待つことにして2人には自由行動にしてもらいました。僕自身新天地は何度も来ているので特に目新しいことはないけど、2人は今回初上海だったので。
30分ほどして席が用意されました。電話で2人を呼び出して、夕飯タイム。僕からは紅焼肉をオススメした以外は、いわもとさんチョイスで。
青島ビールを飲みながら四方山話など。ふとオーダー表を見たら蟹小籠包がちゃっかり入ってました。途中生煎が売り切れでなんとかかんとか、と言われたのでOKと答えていたのですが、「なんとかかんとか」の部分が生煎の代わりに蟹小籠包で良いか?と聞かれていたみたい。あれ、と思っていわもとさんに一応確認したら「むしろOK(笑)」というお答えだったので、そのままに。
お食事はどれも美味しく、良いチョイスでした。特に紅焼肉が美味しかった!ビールだけでは物足りなく、紹興酒を1本オーダーし3人でシェア。でもいわもとさん昼寝前に1.5L程既にビールを飲んでいたそうですが...どんだけ飲めるの??
紹興酒も飲み終わり、でもまだ帰るには早いよねぇ、ということで、別のお店でもう少しコーヒーでも飲みましょうと移動。新天地北区にある『Luna』というカフェバーに入ってみました。
げんさんは予定通りノンアルコール。だけどいわもとさんと僕はアルコールを...。暫くすると、夕飯を終えたミカさんが電話してきてこちらにジョインすることに。10分ほどでやってきて、またいわもとさんを肴に恋愛トーク。というか結婚トークか?
0時近くまでLunaにいたけど、そろそろ店じまいっぽいオーラを服務員達が出し始めてます。そろそろ帰るかな、と思っていたのですが、ミカ様がまだ飲み足りないと...隣のバーエリアはまだ生バンドのライブもやっているので、そちらに移動してさらに飲むことに。
バンドの選曲が中々良く、1時間ほど美味しいお酒を飲みながら音楽に浸っていた4人。良い休日だなぁと思いました、マジで。1時頃、バンドも終了したので僕らも帰途に。ミカさんはかなり酔っぱらっているけど、新天地から一番近いホテルにいるので、タクシーに無事乗せたところで男性陣お役ご免。それぞれ帰途につきました。