『劍雨』観ました。

楊紫瓊(ミッシェル・ヨー)、チョン・ウソン主演、王學圻(ワン・シュエチー)、徐熙媛(バービー・スー/大S)、余文樂(ショーン・ユー)、林熙蕾(ケリー・リン)、戴立忍(レオン・ダイ)、鮑起静(パウ・ヘイチェン)等出演、呉宇森(ジョン・ウー)プロデューサー、蘇照彬(スー・シャオピン)監督作品です。

例によってあらすじは香港電影迷宮さんのblogでどうぞ。

■[見る][香港映画][台湾映画]《劍雨》:2010-10-08 - 香港電影迷宮 blog

楊紫瓊といえばマレーシア出身で『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』にてボンドガールも務めた世界的にも評価の高い女優。『ポリス・ストーリー3』で成龍(ジャッキー・チェン)、『もういちど逢いたくて 星月童話』にて張國榮(レスリー・チャン)や常盤貴子とも共演しています。

その彼女が主役のアクション古装劇。楊紫瓊は期待に違わぬ動きなのですが…、ネタに問題有り。以下ネタバレ含みます。

王學圻率いる悪党が狙う成仏した高僧のミイラ。これを巡って楊紫瓊と悪党一味が駆け引きやバトルを繰り広げます。

悪党の頭である王學圻、ヤケにへんな声でしゃべっているな、と思ったら、表の顔は実は下級宦官。なので普段は甲高い声で話しているけど、それがばれないようにしゃがれた声を出している、という設定。

そして王學圻がミイラをほしがった理由、それは…ミイラが持つ神秘の力で失ったアレを復活させること…。えーーー?

あ、宦官が失っているモノ、というのはまぁ、その、わかりますよね?(笑)それが目的でキミタチは血の雨を降らせてきたのかい、と心の中で突っ込んでしまいました。

手下である徐熙媛にそれがばれた時には彼女から「我杀了前夫,因为他不行。。。你也。。。不,你没有!(前夫を殺したのは勃たなかったからよ…アナタも一緒…じゃなかった、アナタの場合はナイんだった)」とバカにされる始末…。そしてそれに逆上した宦官、彼女を殺してしまいます。

折角の豪華キャストなのに、このシーン観たら興ざめ…他になにか理由つけられなかったんですかねー。

チョウ・ウソン、口はがんばって普通話の動きでしたが明らかに吹き替え。見た目は良いし、楊紫瓊と釣り合うというといえば釣り合うのですが、韓国人である彼をキャスティングする理由がよくわかりませんでした。韓国人の役ではないし、彼が普通話ぺらぺらなわけでもないし。

まー、香港内では意外と(?)評価は高いみたいです。が、僕的にはイマイチでした。