Twitterでもつぶやいたんですが、先日パートナー企業の人と一緒に客先訪問した帰りのこと。
「Koji、あなたHKUSTのMBA卒って本当?」と聞かれ、「そうですよ。言ってませんでしたっけ?」と返しました。すると…。
「先日上海行った時、HKUST MBAは本当に超良い学校って聞いたわよ。なんでここで働いてるの?もっとInternationalで大きな会社に行った方が良いわよ」と、僕の上司の前で力説…。非常にAgreeなのですが、さすがに上司の前なのでそんなことは言えず(笑)上司も「なんでそんなこと言うんだ」と言わんばかりに不機嫌顔でした。
2009年に就職活動している時、非広東語・中国語スピーカーには就職口が非常に限られていました。なので、就職口に関する条件に明確に優先順位を決めて就職活動をおこなった結果が今。仕事はまだまだ学ぶべき点が多いですが、MBAは雇用条件ではなかったのでMBA卒としては非常に安いパッケージなのは残念なところ。
とはいえ、給料だけで転職を選ぶのか、というとさにあらず。香港人は今よりも高い給料出されたら気軽に転職していきますが、それが本当に良いことなのかな?と思います。
あるべき転職の姿は、よっぽどい現状が搾取されている状況ではない限り、短期的な金銭的メリットよりも中長期的に自分がやりたいこと、あるべき姿を明確にし、現状と将来のやりたいことの間のギャップの大きさ如何で決めるべき、というのが持論。
今給料が安いとしても、将来のために学ぶべき事が多いのならば、そこで踏ん張る、というのも一つの手だと思うのですが、香港人はそういう風にはあまり考えない人が多いです。
それは、香港の雇用社会が専業化しているから、というのも関係しているのかも知れない、と最近は思ってます。つまり転職先というのは大体自分が今やっている職責・職務から大きく変わることがない、だったら少しでも高い給料を払うところへ行こう、ということ。これは香港特有の事情かも知れません。
と、書いていたところに、HBSのGlobetrotterさんのblogにもキャリア論があったので、リンク張っておきます。
Good Job Hunting:GlobetrotterのハーバードMBA日記
彼女のblogによれば僕の考え方はトップダウン思考のようです。ボトムアップ思考もそれなりに根拠もあるなぁ、と改めて咀嚼中。