去年に引き続き、今年も香港のソーシャル企業、和富社會企業が主催する、香港の高校生向けビジネスプランコンテストのメンターに参加することにしました。
今年は11回目で、テーマが「不一樣的旅遊.不一樣的商機(Extraordinary Businesses Opportunities with New Paradigm Tourism)」。昨年のテーマ「優化生活 無限商機(Glowing Life, Growing Opportunities)」に比べるとテーマがわかりやすい分、創造力が試されそうです。
今回のオープニングセレモニーには外国人は僕以外に2名ゲストがいて、少し安心。それでもセレモニーは全て広東語でしたが。
今年は昨年と若干やり方が変わって、メンター向けのワークショップは前の週に別枠で行われていました。昨年も参加しているから、と思い、先週のワークショップはスキップ。
僕の受け持つ高校生チームは今回女の子5名。そうでなくても僕は外国人なのでアウェー感があるのに、女の子だけだと余計...。でも学生向けワークショップの間のやり取りを見ている限り、積極的で創造力はありそうです。昨年の子達ほど、英語のコミュニケーションには慣れていない感じだったので、あまり話が出来なかったのは残念ですが。
午後から別件があったので、午前の部でおわかれ。彼女たちとは3月6日に最初のミーティングを持つ予定です。
別件というのは、このblogを通して連絡を頂いたUKのMBA卒の日本人の方から、香港人クラスメートをご紹介受けたので、お茶してきました。その人はUKから香港に帰ってきたものの、思った以上に就職活動が難航しているとのことで、話を聞きたいらしく。日本人の僕の話がどこまで役に立つかわからなかったけど、断る理由はないので灣仔でお会いしてきました。
実のところ2件インタビューを受けているそうで、全くダメなわけでもなさそう。それでもUKのMBAを取ってきたのに、入学前に描いていたようなDream Jobのゲットどころか、給与面でも妥協せざるを得ないようで、MBAの費用対効果について嘆いてました。
僕やクラスメートの経験をシェアすると共に、いくつかアドバイスしてきました。キーになるのは、キャリアチェンジは世界中のビジネススクールのMBA Officeが言うほど簡単ではないこと。キャリアチェンジの場合過去の経験ではなくポテンシャルでの採用となるので、給与面での妥協は不可避だけど、短期で考えず、まずは職を得て、実績作って、そこで改めて給与面での交渉すれば、中長期的には投資は回収出来るはず、といったところ。
こうして人と話すと自分の考えが論理立てて再構築出来るので、良い機会だなと改めて思いました。1時間ほどこんな話をしてお別れしてきました。