香港中文大学MBA卒の香港人の友達Christinaと、大埔墟にてお昼ご飯を食べてきました。
彼女はまだ若いけど中国で上場している某企業でディレクターをしている超優秀なお友達。月の半分は上海や北京にいてなかなか会えない仲良しの一人。
ご飯食べながら彼女の上海本社の話になりました。彼女曰く、その会社の中国人従業員達はみな17時になると帰ってしまい、誰もいないのだとか。また人事総務スタッフが全従業員の25%にものぼるといいます。
まるで中国国有企業みたいだね、と言ったら、その通り!と強く肯定。とにかく組織が肥大化して非効率的になり、利益は出ているものだから誰もそれを効率化したりしようとするインセンティブが働かないのだとか。そのため、さすがにトップマネジメントはリストラを近く敢行するらしいですが、中国の最新の労働関連法は労働者の権利を強く守る形になっているため、リストラ費用は結構な金額になるとか...。
「差別するつもりはないけど、香港だったらこんな非効率的な組織とか、仕事が残っていても17時になったらきっちり帰るとか、あり得ない」と言ってました。確かに...。
その後近くをお散歩しながら、不動産屋さんの価格についてお話。というのも僕の今の部屋の契約が4月末で切れるのですが、間違いなく10%程度は値上げしてくるのが確実なのです。実は同じマンションの同じ間取りの部屋の値段を調べてみたのですが、今の僕の家賃よりHKD1,000程高いのです。なので家主は最低限そこに合わせてくると睨んでます。
そうすると、深圳勤務が減った現状、都心から離れているしここ上水に住み続けるよりも香港島、上環辺りに引っ越そうかなぁと考えていたところ。Christina曰く「ここら辺のエッグタルトはHKD2なのに中環だとHKD6。家賃だけじゃなくて全ての物価が高いのよ」とのこと。エッグタルトで物価を測る、というのがビッグマック指数みたいで面白いなと思いましたが(笑)、確かに生活コスト全てが値上がりするのは間違い有りません。
それは商業地の家賃が高い、というだけではなく、香港島の中心部に住める人、というのは端的にいえばそれを許容出来る所得を持っている、ということ。であれば家賃含めた原価がどうであれ、取れる人から取れるだけ取る、というのが香港流。
実際仕事でも香港人のこの気質には結構悩まされてますが、最近は開き直ったのか影響されたのか、香港流のやり方で計算するようになってます...。
そんな感じで、色々気付きがあった土曜の昼下がり、でした。