トーマス・フリードマンによる、『フラット化する世界』以降で出てきた新たな問題、地球温暖化と人口爆発にからめて、フラット化する世界に対する分析を行った本です。
今後約20年毎に10億人ずつ、中流所得者層が増えていくのは確実(最初は中国・インド、それからアフリカ・南米)で、その際食料からエネルギーまで、どうやってまかなうのか、というのが根底にあります。
地球温暖化への提案として本書のかなりの部分をエネルギー問題にさいていますが、まさにここは日本の現状、今後が試金石になりそうです。反原発・脱原発に傾くにせよ、現状維持になるにせよ、東北地方の復興にはクリーンエネルギー及びスマートグリッドの導入というのが、進むべき方向ではないかと。
そういう文脈で、下記blogは秀逸。
原発をやめてクリーンエネルギーに移行するのは日本再生の鍵にもなる:My Life After MIT Sloan
原書で読んだのでちょいと時間はかかりましたが、日本語版でも上下2冊に分かれているので相当なボリューム。でも読む価値のある本です。今だからこそ。
Hot, Flat, and Crowded 2.0: Why We Need a Green Revolution-and How It Can Renew America
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Thomas L. Friedman
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日本語版はこちら。
グリーン革命〔増補改訂版〕(上)
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トーマス・フリードマン
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グリーン革命〔増補改訂版〕(下)
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トーマス・フリードマン
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