R.I.P. Steve Jobs...

世界中で大ニュースになってます。待ちに待った新製品、iPhone 4Sを発表したすぐ後だから余計に。

僕は熱心なApple信者ではないですが(なりかけてるけど)、それでも彼のビジネスパーソン、リーダーとしての生き様には敬服していました。特に1997年以降Appleに復帰してから。

だからこそ、もう少し長生きして、もっと世界を変えて欲しかった。

HBS卒の古賀さんが以前blogに『生まれた世界と生まれなかった世界の差がその人の価値』と書いていました。Steveがもし生まれていなかったら、この世界はどうなっていたでしょうか?

GUIが、マウスが、Macが、トイ・ストーリーが、iPodが、iPhoneが、この世界に出てくるまでに10年位は遅れていたんじゃないかな、と思っています。遅かれ早かれ出てきたんだろうけど、ビジョナリストとしてのSteveがいたから、今現在これらが我々の世界をより豊かに、便利にしてくれているんだろうと。

その意味では、僕は彼は偉大なイノベーターだと盲目的には信じてません。上記のどれもが、彼がゼロから生み出したモノではないのだから。但しこれらを上手く商業化し、多くの人に使われるようになった、というのは彼の功績であり、それはイノベーターというよりはマーケッターとして超優秀なんだと思います。

僕の、彼に関する定義は他の人々とは違いますが、それでも彼が生まれていなかった世界よりも大きな差を生み出したのは間違いないと思っています。

ありがとう、Steve。