中国関連法務で20年ほどのキャリアを持った日本弁護士による、『人治国家』でどのようにビジネスを進めるか、ということを法的な側面から書かれた本です。
豊富な事例を元にわかりやすい解説をしてくれていますが、その殆どが僕には既に既知のことか簡単に想像出来る内容。つまり現地にいる人なら大体理解しているであろう内容です。
別に著者に不満があるのではなく。こういう内容の本が未だに日本で売られていることから類推するに、日本にいて中国へ熱い視線を送っている人達はまだまだ実態を知らないのだなぁと、逆に驚きました。そういう人たち向けには非常に良い本だと思います。