恭喜發財、萬事如意!
ようやく年が明けた感がある中華圏。ここ香港も正月本番です。僕も1月2日から働いていたから新暦は正月をまったく感じず。今週は25日までが法定休日、26、27日が自主休日(笑)なので、1週間お休みになりました。
25日に、中華圏のお休みなど気にしない(怒)日本本社とのテレカンが入っていたので、旅行の予定を入れなかったのですが...。先週木曜日に「香港・深圳メンバーは参加しなくても良い」という通達がやっと出たので、仕事はなくなったものの、今さら適正価格で旅行に行けるはずもなく。香港でだらだら過ごすことになりました。
さて、今年は昨年以上に仕事の権限と責任が大きくなり、香港・中国華南、そして台湾の営業(但し一部)を担当することになり、ますます忙しくなりそうです。昨年はまだ何とか仕事と私事のバランスを取れていましたが、今年は仕事の比重を高めていく予定です。
昨秋、とある縁で某インド系IT SIerとお話しする機会があったのですが、その時言われた言葉にショックを受けました。
「主に日系金融機関のお客を持っているようだけど、欧米系金融機関のお客をたくさん持っていたら今すぐにうちに来て欲しいんだけど」。
それは転職のチャンスを逃した、ということにショックを受けたわけではなく、自分がまだキャリアパスの道半ばにいることを思い出させてくれたから、です。上記の言葉は、僕なりに言い換えれば「日本経済に依存して仕事している」ということ。
元々海外のMBA留学をしたのは、このまま先細りの日本経済に依存していて本当いいのか?という自問から始まり、日本国・経済に依存せずどこでも生き残れるべく自分を鍛えなければ、という思いからでした。
HKUST MBAに留学し、香港で駐在員ゼロの日系企業に就職したおかげで多少は実力もついたつもりでいました。しかし、日系企業勤務で、日系企業をお客として働いている現状、日本経済に依存しているという状況は殆ど変わりないのです。日本経済が落ち込めば、当然海外現法・支店の規模縮小~撤退、になるだろうし。
日本が決して嫌いなわけでもないし、日本経済にはもっと活力ある状況になって欲しいと思います。そうでなければ香港から結構な出費をしながら石巻行ってボランティアしたりしません。
そうはいっても、日本が活力ある国に戻る可能性はかなり低いし、日本人だからって日本と一蓮托生である必要もないわけです。仮に国が滅びても、その後も人は生きていかなければならない。そうなった時にも生き残れる実力を身につける、これが僕の留学の原動力でした。
以前書いた『グローバル人材って?』というエントリの最後に、「日本企業にとってのグローバル人材」と括弧付きで書いたのは、日本企業が求めるグローバル人材とは結局日本企業自身がグローバル化する上で必要な人材でしかないから。個々人が日本に依存しなくても生き残れる人材の要件とは違う、というのが僕の意見。
もちろん、日本人であることは強みにもなりえます。『就活総括』で自身でも書いたし、それを実践したからこそ今の職があります。しかしそこに甘んじていてはダメ。上記の通り、今の仕事は(相変わらず給料は安いけど)チャレンジする甲斐のある環境にあるので、まだまだ学ぶことも多いとは思っています。しかし自分の中のキャリアゴールから振り返ると今はまだ道半はなのは間違いないので、次のステージへ一歩でも近づけるような一年にしようと思っています。