黃曉明、鄧超、佟大為主演。陳可辛(ピーター・チャン)監督作品です。
こちらにあらすじと感想がありました。
『中国合伙人』American Dream in China(中国映画):ららぴっとのブログ:中国江蘇省南通市の生活
本作品は元々新東方教育科技集団という実在の外国語教育機関の起業家3人の実話を元にして製作された作品。黃曉明の学友でもある趙薇(ヴィッキー・チャオ)が監督をしていて、同時期に上映されている『致我們終將逝去的青春』と比べられて評価を受けていて、こちらの作品を押す声も多いですが、僕には『致我們終將逝去的青春』の方が面白かったです。
確かに『中國合伙人』の方が大学卒業後の挫折と成功を中心にしていてより現実に近いし(実話ベースだし)、何より中国人にとっては色々溜飲が下がる作品なんだろうなとは思います。でも中国人ではない僕にはそこまで共感は出来なかった。共感という意味では『致我們終將逝去的青春』の青春時代の方がまだ共感しやすい話でした。
本作品が中国で大ヒットしているもう一つの理由は、主人公達が「夢」を語り、実現していること。これは中国の新しい国家主席、習近平がたびたび「中国夢」を語っていて、それをして人民が彼を支持している、という背景があるのだろうと思います。アメリカンドリームならぬ「チャイナドリーム」。これが本作品のキーワードであり、今の中国人達の願いでもあるのです。