昨日予約したツアーは7時45分集合。ホテルまでお迎えの車が来てくれました。本ツアーはUSD100以上と結構お高いですが、その分参加人数を絞って丁寧な対応をしてくれるのがウリ。今回の参加者は全部で14名でした。アジア人のお客は僕ら二人だけ。
バスに乗って1時間半ほどで一回目のトイレ休憩。この先はあまりトイレ休憩出来るところがない、とのことでした。着いたところは日本の「道の駅」的な、ドライブイン。欧米人ツアー客が大量にいてびっくり。コンビニやお土産物屋さんが充実しているし、トイレもほどほどに綺麗でした。
確かにこのあと30分ほど走りましたが、この手の施設は見当たらず。その代わり、お土産物屋さんとコーヒーショップが大量にありました。どのお店も同じような店構え、品揃え。お土産物屋さんセットでも売っているのか、と思うくらい、うり二つ。これでは観光客が車を停める上で決め手がありません。例えばトイレを超きれいにして、停まる理由を作るとかすればいいんでしょうが、自分たち自身が観光旅行に出ることがないだろうから、そういう発想がないのかもしれません。
さて、トイレ休憩の後に停まったのはBến Treという二級都市にある小さな村。ちなみに一級都市というとホーチミンやハノイがそれに当たります。この小さな村ではココナッツを可能な限り利用ししている、環境に優しい村だそうで。まず見せてもらったのがレンガ工場。工場といっても人手で作る小さな工場です。ここでは水田で取れた稲穂の籾殻を使ってレンガを焼き上げていました。
こうやってレンガを作るんですね~。初めて知りました。24時間燃やし続けるために交代制でやっているとか。
次に小舟に乗ってメコン川の支流を移動。ブッシュの中の水路を進むと、そこには所々でココナッツを利用した家内制手工業の工場がありました。そのうちの1つ、ツアー会社が契約しているんでしょうが、そこに向かいました。
おばあちゃんがテコの原理を上手く使いながら椰子の実の周りをはいでいきます。ツアー参加者のうち欧米人の大柄な男性が1名挑戦してましたが、苦戦してました。慣れが必要なんでしょうね。
剥いた実の皮をさらにはいでいきます。白くなった実を、食用に色々加工するようです。ここでは当然見学だけではなく、椰子の実で作った様々な工芸品からお酒まで、販売もしていました。買うことを強要されたりは一切無いので、見学だけでも幾ばくかのお金がその工場に落ちるようになっているんでしょうね。
また小舟に乗って移動し、今度は井草を使った茣蓙作りをみました。といってもトイレに行っていてあまり解説は聞けなかったのですが。終わり次第、タイのトゥクトゥクみたいな乗り物に乗って移動。
結構スピード感があって楽しいです。着いた先は、先ほどとは違う小舟。しかしそれはあくまでも短距離移動用。ちょっと川辺を離れると、そこには中型クルーザーが。こちらに乗り換えるわけです。
ゆったりとしたクルーザー内にて丁度お昼時。ということでここでは簡単ベトナム生春巻き料理講座がまず行われます。まずは先生のお手本を見ます。
その後各自自分の食べる分を作ります。簡単そうに見えて綺麗に作るのがなかなか難しいのですが、お味は美味しかったです。それが終わったら席についてコックさんが次々にベトナム料理を運んできてくれました。といってもどれもあまりガイドに載っているようなメジャーなものではなく、ローカルフードを上品にアレンジしたモノ。素朴な味で美味しいです。
食べ終わったらしばらくはクルーズを楽しみます。ルーフトップもあるのでそこで風を浴びるのもよし。贅沢なツアーです。これで本日のツアー終了。15時前に陸に上がり、そこからまたバスで2時間ほど。17時前にはホテルに送り届けてくれました。素敵なツアーでした。
ホテルの部屋で少々お休みしてから、夕飯を食べに行きました。今宵も当然ベトナム料理。何人もの友達からお薦めをうけた、Nha Hang Ngonです。18時ちょい過ぎくらいでしたがほぼ満席。しかし二人客だったからか、待ち時間なしに席に通してくれました。
友達から教わったフォー以外のベトナム料理をいくつかチョイス。どれも美味しく、日本人の味覚にあった味付けをしているなと思いました。客層は日本人のみならず欧米人もかなり多く、その代わり地元の人はあまり見掛けませんでした。
ということで朝から晩までベトナムを満喫した感じの1日になりました。