『システム障害はなぜ二度起きたか みずほ、12年の教訓』読了

日経コンピュータで連載されている「動かないコンピュータ」を中心に取りまとめた本で、みずほ銀行で起こった2011年3月のシステム障害が主なパートになります。しかしそれだけではなく、大規模システム障害を他にもいくつか取り上げており、その原因を鋭く描き出しています。

端的に言うとシステム障害及びその後の速やかな復旧には、経営トップによる強いITシステム計画、投資のコミットメントが必要であると言うこと。IT業界にいると言うまでも無いような話ではありますが、非IT業界、つまり僕のお客様の考え方としては、まだまだそのような意識を持たれていないということなんでしょう。