これまでシンガポールを訪れても、博物館等には一切行ったことがありませんでした。今回長く滞在することにしていたため時間があり、じっくり見て回ることが出来たのでご紹介。
一軒目はプラナカン博物館。「プラナカン」とは、「欧米列強による統治下にあった(現在のマレーシアを中心とする)東南アジアの各地域(ヌサンタラ)に、15世紀後半から数世紀にわたって移住してきたマレーシアに根付いた主に中華系移民の末裔を指す。」そうです。このため中文では「土生華人」と書かれていました。
彼等の文化、生活習慣、風俗等を取りまとめた博物館で、小一時間くらいあればざっと見れます。東南アジアの中華系混血家系について学ぶ良い機会でした。
その後、徒歩5分位の所にあるシンガポール国立博物館へ。こちらはシンガポールが「テマセク」と呼ばれた、数百年以上前の歴史から紐解き、現代シンガポールまでの歴史を中心に展示しています。僕も第二次大戦後のシンガポールの歴史についてはリー・クアンユーの自伝を読んでいたので知っていましたが、それ以前の歴史については全く無知だったので、非常に良い勉強になりました。またシンガポールの国立投資ファンドの名前「テマセク・ホールディングス」の名前の由来がこれで分かりました。
ビーチリゾート好きな人も世の中多いですが、僕にはやっぱりこういうところを巡る方がしょうにあっているなぁと改めて思いました。